土の上を歩くと、脳がたちまち若返りだす

私は、毎日診察前に
特殊なトレッドミルで30分歩行しています。
かなり負荷のある機械で、
初めて歩いた方は3分と持ちません。
真冬でも15分を経過すると
汗がしたたり落ちるほどです。

正月休み中は、トレッドミルの代わりに
近くの公園の舗装されていない道を歩いていました。
そこで不思議な感覚が・・
毎日、あれほど歩いているのに
疲れ方が違うのです。
いつもと違う筋肉が刺激され
どこか頭もスッキリ
凸凹と、舗装されていない道は、
足の裏をまんべんなく刺激して、
自然と、身体全体でバランスをとります。
これが頭を刺激するのです。

人間は深部知覚という感覚を持っています。
歩いたり、立ったりしている際に
“右に傾いたから、左に戻そう”
“後ろに体重がかかっているから、前に戻そう”
なんて、考えなくてもバランスが取れます。
これは深部知覚から、無意識のうちに情報が、
脳の小脳系を中心とした部位に
運ばれて調整しているのです。
これらの小脳系の刺激はとても大事で、
加齢とともに刺激が減ってくると
転びやすくなる一因ともいわれています。


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しかし、ジョギングやウォーキングでは、
殆ど、小脳系は刺激されないといわれています。
何か、バランスをとるような動作を加えることで
小脳系の神経細胞が増加するのです。
まさに、舗装されていない道を歩くことは、
通常の有酸素呼吸の効果だけでなく
深部知覚を介して、小脳系の刺激もしてしまうのです。
これからは、できるだけトレッドミルだけでない
舗装されていない道のウォーキングも取り入れようと
体感した正月休みでした。

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