大村智さんの履歴書・・美術収集

過去の経営者達には、
事業で成功して美術の収集をされた方が見えます。
お金儲けだけでなく、
文化にも役立とうという風潮があったようです。
明治初期には、
国の混乱の中、
外国に買い叩かれそうな美術品を、
私財を投げうって守った経営者もいたようです。
先回までご紹介した、ノーベル賞を受賞された大村さんも
絵画や陶器、彫刻など美術品の著名な収集家として知られています。
最初は、細々と研究で得た報奨金で絵画を購入されていたようです。
特許料で
北里大学メディカルセンターを建築した際に
ヒーリングアートを取り入れたようです。
その際にも、少ないお金で良い絵を集めるために
作品コンクールを実施
優れたものに賞金を出し、
病院が引き取って飾る方法を考えたようです。
何をやってもアイデア満載です。
結果、現在1700点を所蔵し、
廊下などに250点が飾られているようです。
その他にも、日ごろから、良い作品に触れ、
豊かな心を持った看護師に育ってほしいという思いから
看護専門学校にも美術館のように絵が飾られているようです。

そしてついに、2007年には
生涯収集した展示・所蔵品を公開するため
生家の近くに自費で美術館を建設
美術館は、鉄筋コンクリート造り2階建て。
喫茶室も兼ねた部屋を含め、展示室は3室
敷地面積は2627平方メートル、延べ床面積は478平方メートル。
同じ敷地には日帰り温泉施設もあります。
展示・所蔵品の購入費だけで総額5億円にのぼり、
美術館の建設費も2億円以上。
大村さんは開館当時、
「この美術館は、若い人たちへの投資でもある」
「美術品は人類の共有財産。美術品を鑑賞する喜びを皆さんと分かち合いたい」と説明。
1500以上の作品と、これらを収蔵する新築の美術館ごと、
生まれ故郷の山梨県韮崎市に寄贈されました。
大村さん、格好良すぎます。
スケールは違いますが、
私のクリニックにも50点ほどの
絵画か飾られています。
大村さんを目指します。


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