平成26年3月から半年間、ビジネス系の講座に参加していました。8月に卒業、平成26年9月には卒業生によるプレゼン発表会がありました。なんと、発表会の持ち時間は3分です。この時間を聞いた時からの緊張感は尋常ではありませんでした。私は90分程度の講演は、年間50回ほど行っています。そのため、まったく緊張はしません。しかし、3分は違います。
ウィルソン第28代アメリカ大統領の言葉をご紹介します。「もし私が10分のスピーチをするなら1週間の準備が必要だ。15分なら3日、30分なら2日、しかし1時間のスピーチならもう準備が出来ている」 10分で1週間なら、3分はどれだけかかるのでしょう?大統領でもこのレベルです。自分など、原稿を何度も作り直して、まさに「石橋を叩いて叩いて叩き割って、作り直す心境でした」
原稿完成後は、私のもう一つの“脳”といえるICレコーダーが大活躍です。渡辺淳一さんの“愛の流刑地”では、愛の営みを録音していましたが、私の使い方はオーソドックスです。録音しておいた喋りを耳からインプット、その後、口からアウトプットです。インプットとアウトプットのバランスをとることで、情報が脳に定着していきます。この作業を、通勤での車中1時間は繰り返しました。まさにICレコーダがフル活動です。
本番直前は、家族の前、スタッフの前でも無理やり聞いてもらいました。特に訪問診療中の看護婦さんは迷惑であったと思います。しかし、結果は・・なんと優秀賞の第2位でした。
久々の緊張と、久々の喜びを満悦しました。