平成25年6月6日、インテリアデザイナー、コピーライター、一級建築士、看護学科教授、介護支援専門員の方々と一緒に一般社団法人ケアリングデザインを設立しました。この法人では、 デザイン性・機能性ともに高く、使い手の幸福に貢献する道具家具や空間の美しい調和をケアリングデザインと称しました。ケアリングデザインをもって人々の暮らしの豊かさを実現することを目的とします。
平成12年4月に介護保険が導入された当時は、デザインどころではありませんでした。杖、車椅子、ベッド、住宅改修どれも、まずは商品を提供することで精一杯でした。介護保険施行15年が経ち、団塊の世代も介護を要することとなり、デザインへの要望も高くなっています。そんな状況を理事の岩崎俊一さんは、“ケアは美しい道具をさがしていた”とコピーされました。そんな、社団法人ケアリングデザインが、平成26年10月1日グッドデザイン賞を受賞しました。
「グッドデザイン賞」は、家電やクルマなどの工業製品から、住宅や建築物、各種のサービスやソフトウェア、パブリックリレーションや地域づくりなどのコミュニケーション、ビジネスモデルや研究開発など、有形無形を問わず、人によって生み出されるあらゆるものや活動を対象としています。社団法人ケアリングデザインは、法人の取り組みという無形のものに対して、受賞することになったのです。
そんな社団法人ケアリングデザインですが、平成25年10月の「くらしのケアリングデザイン展」は限定開催でしたが、平成26年4月からは西武池袋店での常設展となっています。そして、平成26年10月22日から11月3日まで「くらしのケアリングデザイン展2014年」が開催されます。日程も昨年の6日間から、13日間と大幅に延長です。10月26日(日)午後2時からは、「医療と介護、お金の話」の講演をさせていただきます。ぜひお誘いあわせの上、ご来店ください。