医学部合格は酒池肉林?

2015-05-15

31年前に自分が大学に合格した時は、新聞に合格した大学、合格者、さらには出身高校まで掲載されました。今なら個人情報の漏えいと大騒ぎになりそうですが、時代がのどかだったのでしょう。そのため、合格した翌日は、朝から電話が鳴り続けました。多くの方からお祝いの言葉を頂き、人に喜んでもらうだけでも頑張って良かったと思いました。

そんな中で遠縁の方から、素敵な言葉を頂きました。『あなたは本当に頑張りましたね。でも頑張れる身体に生んでもらって、育ててくれた両親に感謝しなさいね』 お蔭で、一人で頑張ったと傲慢になっていた心が、戒められた思いでした。同時に、そんな素敵な言葉を掛けられる大人になりたいと思ったものです。

受験、賛否はあるのでしょうが、この平和ボケした時代での唯一の厳しさです。最近では、OA入試、推薦といった制度のため本当の受験をする学生は3分の1と言われています。しかし敢えて自分の将来を真剣に考え、目標設定して、忍耐力で乗り切ってもらいたいものです。ちなみにある経営者が以下のようなことを言っていました。『私は世間に何と言われようが、有名大学出身者を優先して採用する。なぜなら、彼らは努力をして報われた経験をしているからだ』


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確かに、“医学部に入れば世間にもちやほやされ、女性にもモテて、努力が報われる”と世間では思われているようです。実際、鳴り響いた電話の中でもっとも多く受けたアドバイスは、『医学部生になったら女の子には気をつけなさい』と言われたことです。うなづきながらどんな“酒池肉林”な世界が待っているのか、ドキドキしていました。しかし現実には、“銀縁メガネ、スポーツ刈り、親の買った服”ではモテるはずもなく、そんな心配は無用でした。

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