信じられない!・・ながら癖が認知症を予防する

2013-04-12

高校時代、私は受験に関係ない科目の授業中に、他の科目の受験勉強をしていました。当時は、このような作業を“内職”といってあまり褒められたことではありませんでした。確かに、先生の目を盗みながら、勉強してもそれほど効果はないものです。しかし、当時は共通一次で5教科7科目を勉強する必要がありました。しかし公立高校では、受験に向けた対策などはありません。私立高校のように、高校2年でカリキュラムを終えているようなこともありません。そのため、どうしても時間が足りなったのです。そこで考えたのが、世界史の授業時間を日本史の勉強時間にすることです。中途半端では効果がありませんので、世界史の授業中でも、日本史の教科書しか出しませんでした。目の前に先生が立とうが、顔をあげませんでした。何か言われれば、怒鳴り返すつもりでした。その気迫が通じたのか、一度も注意されることはありませんでした。お蔭で?共通一次でも万遍なく得点を重ねることができ、今に至っています。

そんな時からの癖なのか、何かやる時には一つのことでは落ち着かなくなりました。今でもパソコンに向かうときには、必ず映像つきの音楽を流します。映画を観るときも、愛用のステッパーで体のトレーニングしながら見ています。さらに、講演会やセミナーでも、聞きながら自分の講演ネタをメモしたり、メールを確認しています。休日の散歩中には、歩きながら、ICレコーダーにビジネスや講演のアイデアを録音しています。ここだけの話ですが、外来中もメールやフェイスブックを確認しています。

究極は、平日の朝のトレーニングかも知れません。毎朝、50分ほどクリニックのマシンを使って歩いています。ただ歩くだけでなく、音楽を聴きながら、日経新聞と本を読んでいます。このお蔭で年間100冊以上の読書ができているのだと思います。3つのことを同時に行っている姿は、スタッフには“異様”に映るようですが、自分としてはとても快適です。時に、本に集中しすぎると、“ゾーンに入る”のか、音や歩いている感覚を忘れるほど集中してしまいます。そんな時は、1時間以上経って、気が付くと汗だくで、フラフラになっていることもありますが・・


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そんな私の、ながら癖ですが、先日面白い記事がありました。なんと、高齢者が同時に2つのことすることで、認知症を予防するという試みです。具体的には、体操をしながら、声を出して文章を読んだりするそうです。何かとても勇気づけられました。自分は毎朝同時に3つです。これに歌でも歌おうかな?と言ったら、さすがにスタッフに”無理だし、危険です“と釘を刺されました。

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