令和5年5月27日(土)、名古屋国際センチュリーホールでチューリップの50周年コンサートに行ってきました。日々の生活の中でコンサートに行く機会はなかなかないのですが、75歳になるリーダーの財津和夫さんが「これが最後のツアーになる」と言われていたため、必死にチケットを取り、時間を作って参加してきました。
コンサートでは、熱狂する「元若者」の姿を見て「年を取ることも悪くない」と感じました。同時に、介護事業者としても彼らの多様性に対応する必要があるとも感じました。今回の記事では、チューリップの50周年コンサートに参加して感じたことをご紹介します。
目次
1.50周年は凄い
チューリップは、昭和47年に、「魔法の黄色い靴」でデビューされています。その年は、松任谷由実さんやアリス、海援隊もデビューされたそうです。チューリップの代表曲というと「心の旅」ですが、これは3枚目のシングルだそうです。その後は、「青春の影」「サボテンの花」「虹とスニーカーの頃」がヒット。テレビドラマやCMでも使われているため、何となく知っている曲も多いのではないでしょうか?
その後、デビューから50年経ってもコンサートが開け、そしてチケットの入手が困難なほどファンも集まるとは凄いと思いませんか?昔のライブを聞いていると一曲目から凄い歓声ですが、さすがに50年経つとメンバーも観客も少し落ち着いていますが、それでも最後は相当の盛り上がりでした。17時30分に始まり途中15分の休憩をはさんで20時30分まで20曲以上の演奏をしてくれました。メンバーの皆さん、本当にありがとうございました。
2.70歳越えのメンバーも凄い
結成50年というとメンバーの年齢も凄いです。財津和夫さんが75歳、上田雅利さんが72歳、姫野達也さんが71歳、最も若い宮城伸一郎さんで67歳です。4人のメンバーのうち3名が70歳越えとは驚きです。チューリップはそれぞれが作った歌を、作った人が歌うため、メンバー全員が歌っていましたが、声もしっかり出ていて年齢を感じさせませんでした。メンバー全員、トークが上手で、いずれも「加齢に伴う自虐ネタ」は研ぎ澄まされていました。
3.参加者も凄い
バンドのメンバーだけでなく、ファンの年齢層も凄いです。途中、参加者の年代を拍手を使ってアンケートを取っていましたが、最も多かったのは断トツで60歳台です。57歳の自分などは、当時ちょっと背伸びをしてチューリップを聞いていたため、参加者の中では明らかに若い方でした。参加者は、ご夫婦や友達同士の方が多かったようです。きっと仕事をリタイアされた人も、お孫さんもいらっしゃる人も、久々に仲間とあった人もいるのでしょう。それでもコンサートが始まれば、徐々に盛り上がり、最後は全員総立ちで「心の旅」と「魔法の黄色い靴」を大声で合唱して終了となりました。大大大満足でした。
4.年を取るのも悪くない
70歳を超えても生き生きと演奏しているバンドメンバー、コンサートを楽しんで参加しているファンの方々を見ていると「年を取るのも悪くない」と感じました。同時に若い時代に聞いた音楽は、まさに一生の宝物と感じました。今の若い人たちにも、「年を取るのも悪くないよ、だから若いうちに何でも良いと夢中になって」とアドバイスをしたくなりました。
5.介護事業所でビートルズ?
介護事業者の経営者としても学ぶことがありました。今は、昔の流行歌を流せば皆が納得してくれます。しかし、これからは介護事業所では、チューリップ、松任谷由実、アリス、海援隊の歌を流し、時にビートルズを流すなど多様なニーズに応える必要があることを自覚しました。何やらとってもお洒落な感じがしてワクワクしてきます。
6.まとめ
- チューリップの最期の「50周年コンサート」に参加してきました。
- メンバー4人のうち3人が70歳を超え、ファンのメインも60歳以上でした。
- 「年を取るのも悪くないよ」と感じる一日でした。