平成24年2月22日(水)は、午後からの用事の前に、2時間ほど時間が空いたので、東京駅の八重洲中央口から徒歩5分にある、ブリヂストン美術館に行ってきました。
丁度、1月7日から3月18日まで“パリへ渡った『石橋コレクション』1962年、春”の企画展がやっており、是非見たいと思っていたからです。
いまからちょうど50年前、1962(昭和37)年に、パリ国立近代美術館において初めて「石橋コレクション」を海外で紹介する展覧会(「東京石橋コレクション所蔵─コローからブラックに至るフランス絵画展」)が開催されました。
この展覧会は、日本にある西洋絵画のコレクションがまとめて海外で展示される初めての機会であり、大変な話題となり反響を呼んだそうです。
同時に、このコレクションの基礎を築いた石橋正二郎というコレクターの存在は驚きとともにフランスのメディアの注目を集め、「石橋コレクション」は広く認知されることとなったようです。
今回の企画展は、その当時のコレクションを展示したもので、馴染みのある画家の作品が多く、素晴らしいものでした。
皆さんも東京駅で少し時間が空いたときにいかがでしょうか?
改めて思うのですが、ようやく戦争の傷跡がいえてきた時に、自社のビジネス成長と同時に、世界に評価される美術品を収集し、美術館まで作ってしまう経営者には頭が下がります
。現在でも、多くの企業は、利益を上げることに手一杯で文化に貢献する余裕がないのではないでしょうか?
改めて、経営者として石橋正二郎さんへ感謝です。
しかし、東京には、本当に多くの美術館があります。
年を取ったら田舎暮らしといわれる方も見えますが、私は、これだけの文化が集まる東京には相当魅力を感じています。