隙間をうめる

2014-11-03

どんな映画を見ようかな?どんな音楽を聴こうかな?どんな絵を見ようかな?不思議なのはその日の気分、体調、環境によって選ぶものが違います。まさに、今の自分に欠けている“隙間を埋める作業”です。時々、『どのように絵を鑑賞して良いか分からない』という質問を受けます。難しいことを考えなくてよいのです。お腹がすいた時に、食べたいものを食べるように自然でいいんです。そうすると、もっと気楽に楽しめるような気がします。

過去の経営者達には、美術の収集をされた方が、多く見えます。倉敷の大原美術館、三菱一号館美術館、ブリヂストン美術館、五島美術館、出光美術館、三井記念美術館、根津美術館、サントリー美術館と数え上げてもキリがありません。お金儲けだけでなく、どんな隙間を埋めるために美術品を収集したのでしょうか?

特に、“海賊と呼ばれた男”で描かれた凄まじい経営環境のなかで、実業家・出光佐三が美術収集をする心の余裕には感服します。ミリオンセラーになった“海賊と呼ばれた男”に感動された方は多いと思います。是非、出光美術館に行かれることをお薦めします。文中にも出てくる仙厓和尚(臨済宗古月派の僧)の書画は、禅の境地をわかりやすく説き示す軽妙洒脱でユーモアに富んだものです。これこそが、実業家・出光佐三の隙間を埋めたのかもしれません。

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