自分自身は、銀行員一家であったため、子どもの頃から家族でお金の話をしていました。
小学校1年生の時に、『お年玉を銀行に預けて、何故利息が付くか?』が不思議でならなかった記憶があります。
そんな疑問に対して、父親が『銀行は皆から集めたお金に、金利を上乗せして貸し出して利益を得る』と説明を受け、けっこう納得した思い出があります。
しかし、社会に出て殆どの家では、お金の話はしていないことに気が付きました。
それどころか、お金の話をすると、あまり良い印象を持ってもらえない事さえありました。
ところが、経営者になってみるとお金の教育を受けていない経営者の“哀れ”な姿をみるにつけ、お金の教育の重要性を再認識しています。
そんな中で、本田健さんの『読むむだけでお金に愛される22の言葉』はとても良い本でした。
いくつかご紹介します。
① お金は、やりたいことを自由に実現するサポートをする存在。
お金は“上手”に使えば、人を幸せにする道具になる。
② お金から自由になるには以下の2つの方法がある。
1) 心配しないで良いくらい、たくさんのお金を持つこと
2) 感情的に自由になる事
③ お金持ちは、一生引き出さない口座をたくさん持っている。
目指すべき本当の豊かさは、「一生使わない1億円を持ったうえで、100万円の収入を100万円使える状態」
④ ただし、十分に楽しんだ後にお金が残ると考える。お金とは、そのままでは未完成で、使って初めて完成品になる。
⑤ お金持ちの王道は、才能やスキルや経験を生かしたビジネスをすること
⑥金は貯まるべきもので、貯めるべきものでない。
そのため、『自分に何が提供できるか』に集中する
⑦人生でお金に困る人は、お金に対して、何も考えずに生きてきた人!
⑧ お金から卒業する日を決める。つまり、お金を基準にして生きるのをやめる。
そのために、覚悟を決めて、収入と支出のバランスをとり、お金を上手に使い、楽しく稼ぐ
⑨『誰かの年収を知りたかったら、携帯電話にかかってくる5人の平均年収を割り出せば良い』。
つまり、付き合う人の平均年収を上げるのが、お金持ちへの道。これはまさにこの通りです。
幸い、私の携帯に電話をかけてくる方々の、年収も相当高いです。
経営者だけでなく、子どもへの教育にも使える本です。
お勧めです。