新刊「一生稼げる脳の作り方・定年に縛られずに自由に生きていく「お金」と「健康」と「働き方」の話」のご紹介

新刊「一生稼げる脳の作り方・定年に縛られずに自由に生きていく「お金」と「健康」と「働き方」の話」のご紹介

令和2年9月26日(土)にKADOKAWA出版さんから私の10冊目の本、一生稼げる脳の作り方 定年に縛られずに自由に生きていく「お金」と「健康」と「働き方」の話』が出版されます。

一生稼げる脳の作り方 定年に縛られずに自由に生きていく「お金」と「健康」と「働き方」の話(Amazon紹介ページ

高齢者を中心とした外来をやっていると、「ビジネスや投資などで社会と関わっている」、「意欲的で、心身ともに元気」、「80歳を超えても仕事を続けている」といった素敵な高齢者の方がいらっしゃいます。フィナンシャルプランナー資格を持つ脳神経内科専門医としては、そんな方々の共通点が「お金」、「健康」、「働き方」であることに気がつきました。

今回の記事では、この新刊本の内容を一部紹介させていただきます。

1.生涯稼ぎ続けたほうがいい「2つ」のメリット

生涯稼ぎ続けるメリットは大きく2つあります。

1つ目は、仕事を続けることが認知症を予防するもっとも最適な方法だからです。なにしろ、認知症を予防するためにもっとも重要なことが意欲です。その意欲の象徴が、仕事でありお金なのです。

2つ目は、「老後貧困に陥らないため」です。老後資金を年金だけに頼っていては、認知症のリスクに備えることができないのが実情です。年金の不足を補い、ゆとりある老後を送るためにも、「自分で稼ぐ」ことが大切なのです

2.定年に関係なく仕事を続ける3つの理由

出来れば定年に関係なく働き続けてもらいたいものです。

2-1.健康寿命を伸ばす最良の方法は「仕事をすること」

仕事をしなくなると、脳に対する刺激が減ります。 刺激が減ることで脳の機能が低下して、認知症を発症しやすくなることは、すでに多くの研究結果からわかっています。「いつまでも働ける」「ずっと働いていていい」という意欲とモチベーションを持つことで、脳の健康を保つことが可能になるのです。

2-2.医療や年金の財政が安定する

定年をなくし、いつまでも働くことができるようになれば、高齢者が公的年金を受け取る側から「支払う側」になります。高齢者も支払う側に回れば、「本当に困っている人」を支える社会ができるのではないでしょうか。少なくとも「年金暮らし」という肩身が狭い思いをすることはなくなります。

hand and body Parts (Senior Women)
年金にプラスして収入があるとなにかと楽になります

2-3.年功序列の考えが消える

勤続年数や年齢にかかわらず、仕事の成果によって昇進や昇給が決まるようになれば、「意欲」もより湧いてくるはずですし、企業にとっても業績アップという形で還元され、良いこと尽くしです。

3.老後資金を増やすもっとも確実な方法は「稼ぐ」こと

もはや、退職金や年金だけで老後の資金を賄まかなうという考え方を基本とするのは現実的ではありません。退職金と年金で最低限度を保障しつつ、あとは、それぞれの自助努力が必要になるのです。


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自助努力とは、「自分で老後資金を増やす」 ことです。老後の家計は労働収入(自分で稼ぐこと)を基本として、年金はあくまで補助的に捉えていくべきです。年金が少ない方であれば、働くことで年金の受け取りを遅らせて、代わりに年金額を増やすという選択もできます。

長く働くことは、年金に頼らない人生設計に欠かせません。そして、長く働くためにも、「脳」が健康であることが大切なのです

4.仕事こそ「脳を活性化させる」最高の刺激である

「何も楽しみがない毎日」「変化のない退屈な毎日」を送っていると、脳は新しい記憶を保存することをやめてしまいます。 なぜなら、刺激がないからです。毎日同じことを繰り返していると、脳は一部の機能しか使わないので、使われない機能はどんどん衰えていきます。せっかく新しい細胞が生まれても、脳を使わなければ、脳内の神経ネットワークにつながらない。つながらない脳細胞は次第に淘汰されていくので、結果的に新しい脳神経細胞は定着しません。脳の神経ネットワークを維持するには、「脳を使い続ける」=「脳に刺激を与える」しかないのです。そんな、最高の刺激こそが仕事と言えるのです。

5.お金は意欲の象徴

これまで多くの認知症患者さんを診てきましたが、「金銭管理(=お金)に無関心」な人ほど、認知症を発症しやすい傾向にあります。金銭管理に無関心なのは、お金に対する意欲が低下しているからです。意欲の低下は、すなわち、脳の機能の低下です。私は、金銭管理に関心を持つこと、具体的には、「定年後もお金を稼ぐ意欲を持つ」ことが、認知症を予防する上でとても大切だと考えているのです。

6.定年退職前の 10年間の働き方が「脳の老化」を左右する

厳密に言うと、65歳(定年)になってすぐに脳の老化がはじまったのではなく、役職を失った55歳から少しずつ「意欲」が失われていき、「定年退職」が引き金となって老化が顕著になったと考えられます。ですから、認知症にならないためにも、そして貧困高齢者にならないためにも、「50代の働き方」がとても大切になります。

  • 「再就職に備えて、仕事の専門性を高めておく」
  • 「定年後の再雇用に備えて、もう一度、一いっ兵ぺい卒そつとして働く意欲を持つ」
  • 「副業をする(副業が禁止されていない場合)」
  • 「起業の準備を進めておく」
  • 「今の職場以外の居場所を用意しておく」

など、50 代のうちに、「ポストオフ後、定年までどのように仕事をしていくのか」を考えておく必要があります。「55歳以降は、給料をもらいながら定年を待つだけ」という消極的な姿勢でいると、脳の老化防止に不可欠な「意欲」がどんどん失われてしまいます。55歳からの働き方で重要なのは、ポストや、地位や、名誉を求めること以上に、「変化を受け入れて、新しい環境を楽しむ『意欲』を持つ」ことです。

7.まとめ

今回ご紹介した以外にも、一生稼くことのメリットや具体的方法がたくさん紹介されています。是非、一読いただければ嬉しいです。

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