言い切った方が人気は出ます。だけど、言い切る評論家や医師には要注意!

2013-05-01

安倍ノミクス、もしくは黒田ショックについては、様々な意見が述べられています。正直、素人としては良く分かりません。そんな中で、小宮一慶さんのメルマガで参考になる意見があったので紹介します。

“私は、今回の金融緩和について、「これまで20年間以上、ずっと成績が振るわなかった学生に、今日からごはんを2倍食べなさい。そうすれば成績が上がるから」と言っているようなものだと思います。
 結論から言うと、ごはんを2倍食べることで、ひょっとしたらその刺激で学生は勉強ができるようになるかもしれませんし、あるいは、単にメタボ街道まっしぐらということになるかもしれないということです。ごはんを2倍食べて、やる気になって、これまでとは違ったペースや質で勉強をやれば成績は上がるでしょうが、勉強のやり方を変えずに今まで通りだと、体重が増えてメタボになってしまうだけです。
 金融緩和だけでは、バブルは起こるかもしれませんが、経済は成長しません。株価が一時的に良くなることはあっても、しょせん、それは実力でないミニバブルでしかありません。しかし、企業が設備投資を行い、政府が本気になって規制緩和などで国内産業を育成するための大胆な政策を行えば、経済が巡航スピードを速める可能性はあります。
 いずれにしても、今回の「黒田ショック」がミニバブルで終わるか、それとも本格的成長のきっかけとなるかは、今後の政府や企業の動向にかかっているのです。“


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 小宮さんの意見としては、経済は良くなるかもしれないし、かえって悪化する可能性もあると言っています。つまり、どちらの可能性もあるという、曖昧な意見です。実際、これが真実だと思われます。しかし、評論家としては、言い切るほうが人気が出ます。もちろん、マスコミにも受けます。この点は、医師も同じです。良くも悪くもなる可能性があると事実を言うよりも、良くなると言い切るほうが患者さん・マスコミには受けます。しかし、現実には人間の体も経済もそれほど単純はなく、多くの要素が絡み合っているわけですから、言い切ることは真実ではありません。皆さんも、経済評論家だけでなく、マスコミに出ている医師が言い切っている意見には、疑ってかかったほうが身のためだと思われます。

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