バブルでも慎ましやかに

2014-09-22

最近のテレビ番組などを見ていると、少し“バブル?”と感じています。先回のバブルは、1980年から1992年と言われていますから、バブルなど経験したことがない世代も増えているのです。私は1966年生まれですから大学を卒業する頃が、バブルの終盤でした。医師になりたての頃、繁華街でタクシーが止められず、チケットを振りながら止めた記憶があります。
先日もテレビで、開業している女医さんの華々しい生活が取り上げられていました。高級車【ポルシェ】にのり、エステやブランド品の買物のたびにブラックカードを切り、高級マンションで若い恋人と生活。誕生日には、高級ホテルのスイートに泊まって高級レストランで食事。

番組の中で少し気になったこと
1)   年収は幾らですか?の質問に、『私の納税額が、サラリーマンの平均年収くらいです』と答えていました。インタビュアーは驚いていましたが、私が計算するに、大した年収ではありません
2)   乗っているポルシェと、マンションの家賃の一部は経費?
3)   さすがにエステと買い物は経費は無理でしょう。
4)   高級ホテルの宿泊代と食事も経費?

本当に、彼女が言う程度の年収では、とても派手な生活はできません。結構、クリニックの経費を流用していると思われます。税務署的には、突っ込みどころ満載です。あれだけの生活を、クリニックの資金を流用せずに維持しようと思ったら、個人では相当の税金を払う必要があるからです。
きっと時代の要請で、番組的に派手な生活をしている題材が求められているのでしょう。その餌食になっているとも知らない女医さんが、税務署の餌食にならなければと心配になりました。


長谷川嘉哉監修の「ブレイングボード®︎」 これ1台で4種類の効果的な運動 詳しくはこちら



当ブログの更新情報を毎週配信 長谷川嘉哉のメールマガジン登録者募集中 詳しくはこちら


医師を一人養成するには、国公立はもちろん私大でも国のお金が使われています。その上、医師という職業は、人の不幸の上に成り立っています。いくら儲かったとはいえ、慎ましやかな生活をしてもらいたいと思いました。

長谷川嘉哉監修シリーズ