“映画を観れば脳がたちまち若返りだす”

2016-12-28

テレビと映画
似ているようで
脳への刺激は異なります。
テレビは、極めて受動的です。
自らの意思が介在することはなく
一方的に刺激が入ってくるだけです。
認知症初診の患者さんに
「日中は自宅で何をされていますか?」
と質問すると、
「何もしていないで、一日
テレビのお供をしている」
という方が、本当に多くいらっしゃいます。
現役で働かれている方には
想像できないかもしれませんが、
引退すると、本当に何もすることがない。
それが、今日も明日もどこまで続くのです。
こうなると、人間の脳は間違いなく衰退します。
その際に、能動的にテレビをつけても
これは刺激にはなりえません。


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一方で、同じ画面を観るのでも
映画は異なります。
初めに、「映画を観よう」という意思が必要です。
さらに、「どんな映画を観よう」かで、期待感が膨らみます。
実際に、鑑賞が始まれば、わくわく、ドキドキ、ハラハラと
感情を司る扁桃核が刺激されます。
認知症は記憶を司る海馬より
感情を司る扁桃核が先に
委縮することが知られています。
まさに、
“映画を観れば脳がたちまち若返りだす”のです。
年をとっても、億劫がらずに
映画を見続けたいものです。

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