勤務医時代、学会出張は金券ショップで新幹線チケットを購入したものです。その差額で、お弁当とお茶代を節約しました。その時も、自由席を買うか、指定席を買うかさえ迷ったものです。そんな時代からは考えられないのですが、最近は必ずグリーン車に乗ります。月に4-5回は品川事務所に出張しますので疲れをためないことは、とても大事なのです。
ちなみに新幹線のグリーン車は横4列(2列+2列)です。新幹線の多くの普通車は横5列(2列+3列)ですから、1列分少なくなっています。そのぶん座席の横幅は広くなっています。よほど混んでいない限り、隣に人が座ることはないので、実際には2列を独り占めです。シートの前後間隔もゆったりしています。標準的なグリーン車のシートピッチは1,160mmで、普通車の1,040mmより12センチほど広いそうです。足元にはフットレスト(足置き)が置かれています。
新幹線グリーン車のメリットとしては、座席やサービスのほか、「静か」という点もあげられます。子連れや若者グループが乗っていることが少ないので、普通車に比べて静寂です。 ブランケットの貸し出しもあり、寒がりの自分は冬場は必ず利用しています。JR東海の「のぞみ」グリーン車ではパーサーが乗務し、おしぼりのサービスなどをしてくれます。このおしぼりが、立派なのです。とても肉厚で、貧乏性の自分は、手と顔を拭いただけで捨てる気になりません。紙製なのかと思いきや、実はコットン100%で出来ています。そのため、しっかりしていて耐久性も優れています。わざわざ箱買いする人もいるようです。(業務用として販売されているため、まとめ買いが必須)。私も、そのままカバンに入れて持ち帰り、品川事務所の掃除に使っています。テレビや棚を拭いて、さらに床をふき、最後は風呂場の髪の毛をくるんで捨てています。使い勝手は、特筆すべきものです。以上のグリーン車のメリットを享受することで、疲れをためずに楽しい東京出張を楽しんでいます。