古くから日本では、酒を全く飲めないか、または飲める量が他と比較しても少ない人を「下戸」と呼びます。
最近の研究により、アルコールに強いか弱いか、あるいは全く飲めないかの体質が、
生まれつきの遺伝によって決まることが分かってきました。
そのため最近では、生まれつき酒が飲めない遺伝的体質のことを「下戸」、及びその遺伝子を「下戸遺伝子」と呼ぶ場合もあります。下戸遺伝子とは、アセトアルデヒド脱水素酵素がAA型のタイプのものを指します。
自分自身は、お酒に弱く、缶ビール350mlが限界です。
したがって、お酒を飲むことは月に数回あるかないかです。
正直、お酒を飲んで楽しそうな人達を見ると羨ましく感じることもあります。
しかし、少し無理をすると、気持ち悪くになり、悪心・嘔吐と地獄を経験することになるのです。
最近では、少し下戸の効用を感じるようになりました。いくつかご紹介します。
① 本が読める:年に100冊以上本を読むというと結構驚かれます。しかし、どんなに忙しくても寝る前に時間は取れます。お酒を飲んでいるとその分の読書時間が取れないようです。
②体重のコントロール:お酒はそのカロリーだけでなく、つまみのカロリーも結構なものです、その分のカロリー消費は大変です。自分は逆に夕食後にステッパーによるトレーニングを行っています。
③健康:もちろん肝機能は問題ありません。下戸遺伝子は早く酔うことによってアルコール依存症を抑制することから
アルコール依存症抑制遺伝子とも呼ばれています。
④経済面:お酒を飲みに行くことがほとんどないため、本当にお金を使いません。
⑤家族関係:基本的に20時には家に帰れるため、コミュニケーションが十分取れます。
以上、書いていて気が付きましたが、結構お酒が飲める人たち以上に、楽しい時間を過ごせているのかもしれません。