素敵な木佐彩子さんとの収録・・『教えててドクター』BSジャパン(BSデジタル7ch)

平成26年12月10日、木佐彩子さんとの収録を浜町スタジオで行ってきました。番組名は、『教えててドクター』、テーマは「認知症の人を支える家族の対応」です。放送は、2015年1月4日(日)BSジャパン(BSデジタル7ch)AM 10時00分~10時30分です。テレビでしか見たことのない木佐さんは、とても綺麗な方でした。年齢も40歳を超えられているのですが、知性が加わりより魅力的な印象でした。

番組内容では、認知症の祖父を抱えてた自身の体験も踏まえた話をさせていただきました。
・ とにかく心構えとして無理をしない。患者さんのご家族はとても一生懸命です。“看られるところまで看る”といった肩の力を抜いた対応をお願いしました。

・ 困った時の対応として、3つのケースをお話ししました。
 1) 被害妄想:これは対応以前に認知症の症状であることを多くの方に知ってもらいたいのです。知っているだけ
   でも、疑われた介護者の負担は減ります。周囲の方も、理解していればさらに介護者の負担は減ります。
   あまりにひどい時は、薬の力も借ります。
 2) 徘徊:これは事故につながらないハードの整備が重要です。その範囲内でできるだけ自由にしてもらうことが
   大事です。時には、ふらつかない程度の薬のコントロールも有効です。
 3) 車の運転:これは小さな傷、危険な運転を家族が気になったら、早めに免許を返上すべきです。木佐さんも
   お父様の免許を説得して返上してもらったそうです。危険な運転には被害者が発生します。認知症の有無に
   関係なく、年齢でも危険を考えれば同じ対応です。家族の願いを聞いてもらえない場合は、主治医が公安委
   員会に通報することで免許の返上も可能です。

・  最後は、医療福祉利用のポイントとして、医療機関へ早めの受診。そして、本当に困ったら自宅以外への入所も恥じることではありません。入所してからも、ご家族にしかできない事は、たくさんあるのですから。


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以上のようなお話をさせてもらいました。私の発言は、“家族寄りで、患者さん本人の視点に立っていない”と指摘されることもあります。しかし皆さん、自分が認知症になった時、家族には迷惑をかけたくないのではありませんか?
これからの時代は、家族だけでなく介護保険も含めた社会で看ていく時代なのです。

              

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