【お薦め本の紹介】叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」

【お薦め本の紹介】叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」

私は、匿名掲示板「2ちゃんねる」の開設者であり、そのうえ英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人である、西村博之さんこと「ひろゆき」さんを知りませんでした。最近のTVや新聞などは、「忖度だらけ」で、何が真実かわかりません。その点、この本は題名通りの「世の中の真実」が気持ちよく書かれています。一部をご紹介します。

  • 1億2700万人という日本の人口は中途半端で、なんとか国内需要だけで企業はやってこられてしまった。だから、海外へ出て行くというモチベーションがもともと低いのです。
  • 日本は「安い国」なんです。僕自身、電化製品や服は日本に帰ったときに買い込んでいます。フランスにもユニクロや無印良品はありますが、日本より3割くらい高くなっています。
  • 立派なインフラは整っているのに、ビジネスの効率が悪い。 これは、日本にはびこる「長時間労働」の結果によるものでしょう。
  • 日本は国内総生産(GDP) こそ世界3位ですが、一人あたりに換算すると26位。しかも、年々ランクは落ちています。
  • 僕らが今すべきなのは「昔はよかった」と懐かしむことでも、「将来は暗い」と悲観することでもなく、時代に合った制度を取り入れていくこと。
  • 単身世帯の金融資産保有額の「中央値」は45万円となっています。つまり、単身世帯の半分は、45 万円以下の金融資産しか持っていない。そのうえ、金融資産をまったく持たない単身世帯の割合は、2007年は 29・9%だったのに対し、2019年には 38%と8ポイント以上増加しています。
  • 貧乏な人はいろいろ考えているつもりでも、貧乏であるがゆえに間違った判断をしがちだということ。そして、その結果、どんどん貧乏になっていくという身も蓋もない結論に至ります。
  • 現在70 代以上の人は、自分が払い込んだ額面の6倍以上の年金がもらえるのに、 30 代以下は6割ほどしか受け取れない
  • 日本全体の金融資産の6割は60代以上の人が保有していて、39歳以下はわずか6%しか持っていません。つまり、もともとお金を持っている高齢者に、貧乏な若者が年金を通してお金を渡し続けるシステムができ上がっているわけです。
  • 全世界の年齢中央値(2020年推定値) は 31 歳となっています。 日本は 48・6 歳で、先進国の中でもダントツの高さを示しています。
  • 単純に「自分たちが経済が上り調子の時期にサラリーマンをやれただけ」なのだということを理解していないおじさんは、すぐに現実を無視した説教をしている。
  • 一握りの人たちはAIのおかげでより豊かになり、大半の人たちはAIのせいでひどく貧しくなる。
  • 今、人気企業ランキングに入っている会社は長期的に見ると、衰退していく可能性が高いのです。
  • 「働き方改革」 という発想自体が全体主義
  • 新しいものをつくり出すのは、いつの時代も、全体主義ではコントロールできないような狂気を持った人です。
  • 学力は環境によっても大きく左右されるので、努力がすべてではないということを意識しておいたほうがいい
  • 日本の教育現場には、思考停止の前例主義が満ち溢れている。
  • 子どもたちは、いじめをしているとは言わない。または気づいていない。先生たちは、なるべく聞きたくない。そういう構造がある以上、いじめがなくなるはずがありません。
  • 学歴が高い人たちは、的確な目標を設定し、計画通りに努力を重ね、成果を挙げてきているという「実績」があるからです。そういう能力だけは最低限、周りから評価してもらえます。
  • 幼い子どもであっても、スマホやタブレットではなく、まずはパソコンを与えるべきだと思っています。現時点では、スマホを使っている限り、あくまで「消費者」なのです
  • 国ならいくら借金してもOKだというなら、税金を廃止し「無税国家」にして、僕らの年金も医療費もすべて借金でまかなってくれてもいい でしょう。
  • 「便利」や「快適」を、出産や子育てに求めることは、あたかも罪深いことであるかのような「苦労信仰」が日本人に根付いている
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長谷川嘉哉監修シリーズ