覚えられないのか? 思い出せないのか?

2017-06-26

多くの方が40歳を超えると
“最近、記憶力が悪くなった!”と訴えられます。
さて、その時の記憶力とは何を指すのでしょうか?
記憶力を大きく分けると
入力系、つまり情報をインプットする『記銘力』と
出力系、つまり情報をアウトプットする『想起力』に分けられます。

そこで、記憶力が悪くなったと訴えるあなた・・
『覚えられないのか? 思い出せないのか?』かどちらでしょうか?
多くは、何らかの形でインプットされている情報が
うまく引き出せなくなっているのではないでしょうか?
確かに年を取ってから資格試験にトライするような場合
覚えられなくて苦労することもあります。
しかし、これも冷静に考えると
『覚えられない』と言っている言葉の本質は
『思い出せない』ではないでしょうか?

社会人が記憶力を高めたい、
あるいは取り戻したいと言う場合、
その目的は、『たくさんのことを覚えたい』ではないはずです。
“『想起力』を使って価値あるアウトプットを出し続けること”が、
社会で求められているのではないでしょうか?


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実際に、年を経ても知識が豊富だなと思われている人は、
“頭の中にどれだけ知識があるか”で評価されているわけではありません。
知識を、いかに加工してアウトプットしているかで評価されているのです。
くれぐれも記憶力が悪くなったから、
もっともっと勉強して、さらにインプットを増やすことは意味がありません。
逆に年を経たら、インプットの比率を減らして
アウトプットの比率を高めることが
“知識が豊富で賢くみえる”コツなのです。

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