2022-04-25 家族を困らせる認知症の「周辺症状(BPSD)」を専門医が解説! 認知症の代表的症状は「物忘れ」ですが家族をそれほど困らせるわけではありません。さっき話をしたことを忘れようが、同じ質問を繰り返そうが、家族にとってストレスにはなりますが、生活に大きな影響を与えるほどではないでしょう。 認 …
2022-04-05 入所施設選びは、協力医選びも大切 先日、「介護施設に入所したけれど、定期的に診察をしてくれる協力医に対して信頼がおけないので退所したい」という相談を受けました。患者さんのご家族は、施設を探す際は一日でも早く入所できることを優先しがちです。しかし、施設を選 …
2022-04-04 認知症患者さんが入浴を嫌がる理由と対策を専門医が解説 認知症患者さんが、入浴拒否することはよくあります。もともと風呂好きであった方でも、入浴嫌いになるから不思議です。患者さんが入浴をしないと、ご家族がとても心配されます。ですが、入浴拒否は認知症患者さんではとてもよく見られる …
2022-03-29 危篤で救急車を呼ばないで・・在宅医療専門医が提言 先日、知り合いの方が、介護していた母親が突然意識が低下し思わず救急車を呼んでしまったそうです。救急隊は蘇生処置を行いながら医療機関に到着、その後死亡確認となったそうです。ご家族は、自宅での安らかな看取りを希望しており、お …
2022-03-22 人工透析・認知症患者はどうする?難しい決断の知識を専門医が解説 「親の腎臓がかなり悪い。医師からは人工透析を勧められている。何もなければすんなり従おうと思うが、認知症があるので難しいと思っている。痛さに敏感な様子もあり、針を抜かないかと心配。同時に、週3回通わせる自分も大変。しかし、 …
2022-03-07 認知症患者さんへの対応・時には怒っても大丈夫な理由を専門医が解説 認知症専門外来をやっていると、「先生、昨日主人を怒ってしまいました」「母の言動を否定してしまいました」と訴えるご家族がたくさんいらっしゃいます。多くの方々は「認知症患者さんを怒ってはいけない」「認知症患者さんを否定しては …
2022-02-10 【お薦め本の紹介】東大教授、若年性アルツハイマーになる 我々医師の中では、「医師は、自分の専門領域の病気にかかることを極度に恐れる」という言葉があります。その病気について、知り過ぎているからこそ不安も大きいからです。 今回ご紹介する、『東大教授、若年性アルツハイマーになる』の …
2022-02-01 遺族に殺されても、医師として安易な胃ろうは勧めない5つの理由 2022年1月27日、訪問診療を専門している医師が、在宅で看取りをした患者さんの息子さんに散弾銃で殺害されるという事件が発生しました。殺された医師は、加害者の92歳の母親を事件前日に自宅で看取りをしていたようです。私自身 …
2022-01-25 さすがプロ!・・認知症になった蛭子能収さんと対談 2022年1月19日、「おと呆けキャラ」から「呆けキャラ」になったことを公表した蛭子能収さんと対談する機会を頂きました。自分自身は、著書「ボケ日和―わが家に認知症がやって来た!どうする?どうなる?」のなかで、介護者の立場 …
2021-12-14 言葉に騙されてはいけない!低温やけどの重症度は低くない 高齢者の多い私の外来では、毎年冬場になると、「低温やけど」の患者さんが増えます。ご家族も、「低温やけどをしてしまいました」と軽く報告をしてくれます。しかし「低温やけど」は「低温」という言葉から軽く考えがちですが、重症度は …