祇園畑中をチェックアウト後は、我が家の宗派である東本願寺を参拝し、飛地境内地である渉成園を見学しました。しかし、あまりの暑さに早々に切り上げ昼食をとってから西本願寺の書院拝観をしました。何となく、東本願寺の宗派の者が西本願寺の境内に入ることにこだわりがありました。しかし、姉に『今回どれだけ他宗派のお寺を見てきたの?』 と言われ納得してしまいました。(ちなみに、圓光寺は臨済宗、曼殊院は天台宗、圓通寺は臨済宗妙心寺派、実相院は天台宗寺門派、正伝寺は臨済宗南禅寺派)
西本願寺の書院拝観は完全予約制ですが、姉が前もって予約しておいてくれました。約70分の時間で書院玄関の虎の間、南能舞台、対面所及び白書院、日本最古の能舞台といわれる北能舞台、虎渓の庭をとても楽しい説明を付けて案内いただけました。無理のない移動であり、高齢者にもお勧めです。途中休憩後、外に出て、「飛雲閣」を拝観しました。「飛雲閣」は金閣寺と銀閣寺と合わせて、日本三名閣と言われています。他の二つと違って「飛雲閣」は左右対称でない点が特徴です。映画『利休にたずねよ』でも撮影場所に使われていました。
書院拝観の『虎渓の庭』も洛中における江戸時代三大庭園の一つに数えられ、素晴らしい庭園でした。ちなみに西本願寺の唐門も二条城の唐門、豊国神社唐門と合わせて京都の三大唐門と言われています。このように西本願寺の書院拝観では、京都の中でも貴重な歴史的遺産が満載です。定員の空き状況に関わらず当日の拝観は受け付けてもらえないようです。是非予約をしてからの拝観をお勧めします。
最近、年齢によるのでしょうか?京都に自宅を持ちたいと思うほど気に入っています。しかし、京都17時5分の新幹線に乗って18時10分には名古屋の自宅に到着するほど近いのです。京都に近いことは、名古屋人の特権と思った今回の親子旅行でした。