幸福の画家・・ルノワール展

2016-05-25

2016年4月27日(水)から8月22日(月)まで
国立新美術館 で
「オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展」
が開催されています。
先回紹介した、伊藤若冲展ほどではありませんが、
5月19日には入場者が10万人を達成したようです。
今のところは入場制限がかかることもないようですが、
会期の後期にかけてTVなどで特集が組まれると
混雑も予想されます。
早めの鑑賞をお勧めします。
ちなみに火曜日が休館日ですから気を付けてください。

ルノワール展には子供のころに
親に連れられて鑑賞した記憶があります
当時も、人気があり、
並んで入場した記憶があります。
子ども心に、”嫌で嫌でしょうがなかった美術館巡り”
今は、講演後の疲れた状態でも
無理して観に行くですから
不思議なものです。


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世界でも有数のルノワール・コレクションを誇る、
オルセー美術館とオランジュリー美術館。
今回の展覧会は、両美術館が所蔵する、
100点を超える絵画や彫刻、デッサン、パステル、貴重な資料が
展示されています。
今回の目玉作品は、
最高傑作《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》(1876年)
日本ではじめて展示されていました。
(ただし、本当は1988年に「東海の暴れん坊」と謳われた
大昭和製紙のオーナー、齊藤了英氏が約119億円で落札し、
日本に持ち込んでいた実績があったそうです。)
やはり、実物は素晴らしい。
平日の閉館1時間前でしたので
ゆったり、じっくり、
鑑賞させていただきました。
ルノワールは、よく「幸福の画家」と言われます。
生涯を通して、その柔らかい筆使いで人間の生きる歓びや楽しみを好んで描いてきました。
展示会では、どれも「ホッ」と一息つける優しい雰囲気の絵画が多く、
ある意味「癒やし」として見て回るのも良いと思います。
最後の傑作である
『浴女たち』
リウマチによる痛みと、機能障害に悩まされての作品とは
思えないものです。
さすがプロ。
質・量ともに非常に充実した展示でした。
お薦めです。

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