良質な睡眠には準備が必要!医師が薦めるその方法とは

良質な睡眠には準備が必要!医師が薦めるその方法とは

患者さんとお話をしていて、「寝付けない」、「途中で覚醒してしまう」、「起きた時の熟眠感ない」といった睡眠の悩みを抱えている方が多いことに気が付きます。原因としては、ストレスが多い日々の生活の中で、交感神経が高ぶってしまう精神的な要素が考えられます。一方で、精神的には負担がかかる割には、身体自体が疲れていない要素も原因になります。

以前、郷ひろみさんの本を読んだところ、彼は、毎日眠る2時間前にアラームをセットして、そこから眠るための準備を始めるそうです。実は、私も2時間前とは言いませんが、毎日眠る前のルーチンがあります。今回の記事では、「良質な睡眠には、準備が必要」というテーマで具体的な方法をご紹介しますので、何か実行いただければ幸いです。

目次

1.眠るにも準備が必要

まず、睡眠にも準備が必要です。いきなり慌ただしい状態から、寝床についても良質な睡眠はとれません。最低でも眠る60分前には、眠る前の準備を始めましょう。郷ひろみさんのように眠る1-2時間前にアラームをセットしておくと有効です。

2.網膜への光刺激は避ける

網膜への光刺激は、交感神経を優位にさせ、神経を高ぶらせ、良質な睡眠を妨げます。特にスマホやパソコンと言ったブルーライトを発するものを見ることは避けましょう。自分は、眠くても仕事をしなくてはいけないときは、あえてスマホを見ることがあります。しばらくすると頭がすっきりすることが自覚されます。もちろん、身体は「休め」と指令しているわけですからお薦めな方法ではありませんが・・。

3.入浴も早めに済ませる

入浴も、シャワーでなく湯船につかるようにしましょう。ぬるめのお湯にゆったりと時間をかけることで副交感神経が優位になります。ただし、入浴直後に床にはいると体が火照ってしまします。そのため入浴後から睡眠までは最低でも1時間は取りたいものです。

4.長谷川がお薦めする3つの方法

以下は、私が個人的にお薦めする3つの方法です。

4-1.眠る前のお灸

私がお薦めする中で、最も抵抗感を持たれる方が多いのですが、やり始めると最もはまってしまう方が多いのがお灸です。Amazonで、せんねん灸のもっとも弱いものから始めてみてください。部位も、最初は3か所(左右6か所)で十分です。目が疲れている方には、足の1-2指の間の「大衝」、万能養生のツボと言われる「足三里」、万能のツボと呼ばれる「合谷」で十分です。どれも自分一人で、お灸できる部位です。個人的には超お薦めです。私はどれだけ忙しくても、寝る前のお灸は欠かせません。お灸のおかげで、睡眠時間が6時間でも、毎朝「寝すぎた!」と感じるほどの熟眠感が得られるのです。詳細は、以下の記事も参考になさってください。


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4-2.マッサージ器 ストレッチ

睡眠前に、マッサージ機で全身をもみほぐすことは、交感神経を抑制して、副交感神経優位にする点でも有効です。そのためには、20万円前後のマッサージ機の購入がお薦めです。メーカとしては、パナソニック、ファミリー、富士医療機器がお薦めですが、家電量販店で、体感して好みのものを購入しましょう。高価なものですから、かわりに全身のストレッチでも代用できます。

4-3.眼を温める

良質な睡眠には目を温めると有効です。目を温めると、副交感神経が優位となり熟眠につながります。目を温めた翌朝は、起床時の目の状態がとてもしっとりします。コンタクトレンズを使っている方には、ドライアイ予防に超効果的です。目を温めるには「あずきのチカラ」という商品がお薦めです。私のブログを通じて、数千個が売れているヒット商品です。私の3人娘も、心地よさから毎日、寝る前に電子レンジで「あずきのチカラ」を温めてから床に就いているほどです。あずきのチカラについては、以下の記事も参考になさってください。

5.アルコール多飲者は効果不十分

今回ご紹介した、睡眠前のアドバイスですが、実行された多くの方には大変好評です。しかし、一定数の方が「全く効果がない」と言われます。その方々の特徴をみると、全員が毎晩アルコールを多飲されていることでした。アルコールは人間の神経を麻痺させる効果があります。もちろん適量であれば問題はないのですが、量が増えると身体がもつ自然治癒力をも麻痺させてしまうのだと思われます。

6.まとめ

  • 良質な睡眠のためには、眠る2時間前からの準備が必要です。
  • 1時間前にスマホは遮断して、入浴も済ませたいものです
  • さらにお灸・マッサージ・目を暖めると泥のように眠れること間違いありません。
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