理想の最期

1000名以上の死に立ち会った経験から
理想の最期とは・・
食事が摂れなくなった場合
最低限の検査をして
食事が摂れなくなる医学的な原因がないことを確認。
その後、2-3日点滴を施行。
しかし、経口摂取は改善しない。
この場合は、患者さんは生命体として
死に向かっていることを意味します。

後は、口を湿らせる程度の水分を与えながら、
自宅もしくは、施設で最後を過ごします。
不思議と人間は、一滴の水分を取らなくても
直ぐに亡くなるわけではありません。
2週間以上生存される方もいらっしゃるのです。
しかし、最終的には
お亡くなりになることには間違いありません。
終末期の段階では、積極的な治療は行いません。
家族・身内も最期と感じ、
多くの方がお別れに訪れます。
久々に出会った知り合いの声に反応されることもあります、
人間は、最期の最期まで聴覚は維持されます。
尊厳をもった対応を忘れてはいけません。
やがて、最期は苦しむこともなく
穏やかに心・呼吸停止となり
お亡くなりになります。

無用な延命をしないご遺体は
本当に美しいものです。
こんな素敵な最期を
昭和30年代には、亡くなる方の90%近くの方は
普通に自宅で実現していたのです。
最近では、病院で亡くなる方が90%近く・・
結果として、不毛な治療の末
亡くなる方が増えてきたのです。
何しろ病院は治療するところです。
何もしないで自然に看取ることはできないのです・・
そのためにも
人生の最期の最期は、
病院以外で過ごしたいものです。


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