海外では医師が処方するイチョウ葉エキスが耳鳴りにも有効な理由

海外では医師が処方するイチョウ葉エキスが耳鳴りにも有効な理由

私の外来でも、耳鳴りを訴える患者さんはたくさんいらっしゃいます。脳神経内科専門医としては、「突然発症した場合」や「症状が進行していく場合」は、まずは精密検査を勧めています。詳細は以下の記事も参考になさってください。

幸いなことに、多くの患者さんは異常がない方が多いようです。しかし、耳鳴りの症状は治まりません。そんな時には、できるだけ耳鳴りに意識をもっていかないようにしてもらいます。何か他ごとに集中してもらうことも有効です。例えば、畑仕事やガーデニング、その他に集中できる趣味があれば気にならないようです。行動的に過ごすことで、昼間の活動性が上がり、夜も疲れて眠ってしまえば、耳鳴りでの不眠に悩まされることもありません。

しかし、それでもどうしても耳鳴り気になる場合は、ブレイングループでも開発したイチョウ葉エキスも有効です。イチョウ葉エキスは1960年代にドイツでサプリメントとして開発されました。現在、ドイツ、フランス、イタリア、スイス、オーストリアなどで認知症、耳鳴、めまいに対して適応のある医薬品として使用されています。つまり、医師が処方できているのです。残念ながら、日本では医薬品としては認可されていませんが、サプリメントとして流通しているのです。

イチョウ葉エキスには、血管を拡張して血流を改善し、活性酵素を取り除く作用を持つフラボノイド類が含まれています。さらに、血小板が凝集して血栓ができることを防ぐギンコライドも含まれているため、脳梗塞や動脈硬化の予防効果も認められています。当院の外来でもイチョウ葉エキスを耳鳴や認知症の患者さんにお勧めしています。動脈硬化が進んでいる方、あるいは脳の血流不全のある方には有効な場合が多いようです。お薦めします。


長谷川嘉哉監修の「ブレイングボード®︎」 これ1台で4種類の効果的な運動 詳しくはこちら



当ブログの更新情報を毎週配信 長谷川嘉哉のメールマガジン登録者募集中 詳しくはこちら


error: Content is protected !!
長谷川嘉哉監修シリーズ