「お金は、稼ぐ以上に使うことが難しい」と言われています。昔から言われている割には、明確な答えもないものです。そんな中、千田琢哉さんの「人生を変える、お金の使い方」は、とても参考になるものです。お金を稼いだ人も、これから稼ぐ予定の人にもお薦めです。
- 長期的な成功者は、成功して数年以内に、 不要な贅沢をしたり、無謀な投資にお金を使うことをやめて、 勉強と環境にお金を使い始めた
- ここでいう勉強とは、本業に関する専門分野はもちろんだが、 専門以外の教養全般を学ぶこと
- ここでいう環境とは、住環境はもちろんだが、 時間や人間関係といった環境の精度を高めていくことも含まれている
- 最高の環境で大好きな勉強をしていると、 放っておいても、お金が 無尽蔵 に集まってくる
- お金は使い方の上手、下手に関係なく、 絶対、必ず、100%の確率で、 使った人の元に何らかの形で還ってくる
- 棚ボタの頻度が高い人たちを観察していると、実は無数の先行投資が 習慣化されていることが多い。
- 棚ボタをもらった人は、 それを世の中のために活用する使命を背負う
- 古今東西、人生で損をしたことがない人などはいないし、 損をしなければ、勉強する喜びも知らずに 人生を終えてしまう
- 損したことにふて腐れない。その経験を将来の 糧 にして元を取ろう
- 迷ったら、形のないものに。 形のないものとは、教養や知恵を高めるもの
- 物が少ないということは、 本物しか所有しないということでもある。
- 「できない理由を環境のせいにするな!」 というのは真っ赤な噓で、 環境次第で仕事の質はいくらでも向上するもの
- 概して一流の先生の直接指導は高いが、 それは先生が金儲け主義だからではない。 高く設定しないと、「これは安い!」と生徒が殺到して、 指導にならないから
- 専門外の勉強にお金をかけているかどうかで、実力の差がでる
- 綺麗事を抜きにしてありのままの事実を述べると、 人間は自分よりも〝ちょっとバカ〟な相手が大好きで
- あえて〝ちょっとバカ〟と相手に思わせるためには、 相手よりも利口でなければ不可能
- 圧倒的な実力をつけた上であえて少しだけ負けてあげることは、 この世で最高の処世術
- 歳を重ねてもずっと寄り添い続けたければ、 相手の長所に注目して惚れ続けようとする姿勢も大切だが、 それと同時に、相手から惚れられ続けるための 努力も欠かせないのだ。
- それぞれ、自分の土俵で教養を磨きながら、 互いの会話を通じ、別の角度から光を当て合うという夫婦たちが、 敬意をベースとして長く寄り添い続けている
- 「おススメの本を教えてください」と安易に聞いてくる人は多いが、 それを自力で見つけることが、まさに勉強
- 私が出逢ってきた長期的な成功者たちは、 若い頃から分相応の貯金をしていたものだ。 人によって若干の差はあったが、 概して「その時の自分の年収分くらいの貯蓄はあった
- お金を蓄えて生活を安定させ、用意万端に準備してこそ、 いざという時、勇者になって挑戦できることを熟知していた
- 「読書なんて、しょせんは机上の空論」という言葉は、 本をろくに読んだことのない大人たちの噓