【お薦め本の紹介】これは教育本『永守流 経営とお金の原則』

【お薦め本の紹介】これは教育本『永守流 経営とお金の原則』

永守重信さんは、真の経営者を育てるには 15歳くらいから教育が必要であると言われています。その世代に対して、全くお金の教育をしていないために、日本にはプロの経営者が育たたないのです。今回の、『永守流 経営とお金の原則』の本は、経営の本と思わず、子供の教育のための本と思って読まれることをお薦めします。

  • 他にはない技術や高い志、それを実現するためのハードワークなどが必要なのはもちろんだが、何よりお金まわりの戦略、財務の戦略が不可欠である
  • その核心は「絶対に会社をつぶさないための財務戦略」であり、「会社を成長に導く土台となる財務戦略」である。緻密で揺るぎない財務の戦略、原則があってこそ、企業は成長する
  • 放っておいてつぶれる会社はあっても、何もせず自動的に成長する会社はない
  • キャッシュが尽きるから企業はつぶれる。極端に言えば、どんなに多額の赤字を出していたとしても、キャッシュに余裕があるなら絶対つぶれない
  • 金融機関に理解してもらい融資を引き出すのも経営者の重要な役割
  • 金融機関から融資を引き出そうとする際にも、必ず数字の裏付けが必要である。
  • 日本に財務に弱い経営者が多いのは、日本の教育にも原因がある、と私は考えている。とりわけ技術者はお金のことを考えてはいけない、お金のことを考えるのは恥だといった風潮すらあるように感じる。学校教育でもお金の仕組みをきちんと教えることは少ない。ましてや経営者を育てようというようなプログラムも日本にはない
  • たいてい不正が起こるのは在庫と売掛金
  • 権限委譲しても放任はしない、そのバランスが重要
  • 創業期は誰しも多かれ少なかれお金で屈辱を味わうだろ
  • 銀行との真剣勝負のやりとりを通じて経営力が鍛えられる。「貸してください。お願いします」を連呼するだけではダメ
  • お金を貸してくれた金融機関に対してできる最も大きなお返しと言えば何であろうか。それは業績を上げることにほかならない。ひたすら経営努力をして、企業を成長させること
  • 人間でも企業でも痛い目にあわなければ思い切った転換ができないものだ。
  • 売り上げの規模に比べて立派な建物に入っている会社は注意した方がよい。
  • 社長の出社時間はその企業の経営力を見る重要な手掛かりになる。
  • 大規模な投資を実施すれば、一時的に財務のバランスが崩れてしまう。自己資本比率も大きく低下しかねない。チャレンジと財務バランスをどう両立させるか。
  • 会社は一度赤字になってしまうと、黒字にするには大変な努力と時間が必要になる。そうならないために、原理原則を守り、基礎を強くするとともに、起こり得るビジネスリスクを敏感に察知し、先手、先手を打っていく
  • 私は明るいところで休むべきである、と考えている。つまり経営状態がよいときにこそ、立ち止まって考える
  • 日本電産の過去の業績を見ると、世の中が不景気のときにこそチャレンジし、大きく成長して
  • 私は将来の姿を「ホラ(法螺)」「夢」「目標」の3段階で語るようにしている。
  • 当たり前のことを当たり前にやれば利益が出る。しかしそこへ向けて経営陣や社員の意識改革をするためには、当たり前ではない努力が必要
  • 会社が成長するカギを握るのは、一人の天才ではなく、凡才たちの絆
Amazon紹介ページ
長谷川嘉哉監修シリーズ