平成25年5月17日(金)、自分の持っている株式を全部売却しました。日経平均株価が、ちょうど15000円になったころでした。周囲の方々から、まだ上がるのでは?という声も聞かれましたが、「まだはもうなり、もうはまだなり」の格言に従いました。ちなみに、格言の意味するところは、「市場参加者の多くがもうそろそろ天井だろうと思った段階ではまだ高値が残っており、逆にまだ高値があるいう雰囲気の時に天井になってしまう」といったことを表しています。つまり、今回は、まだ上がると思っていても、これが天井近くであると判断したのです。
実は、私は株を購入したのは、過去に2回しかありません。1回目は、2001年9月11日にアメリカ合衆国で発生した、航空機のマンハッタン高層ビルへの大規模衝突事件、いわゆる「9・11テロ」の時です。それまで、株を購入したことはなかったのですが、事件直後のテレビのニュースで、混乱する証券会社の前で、「私は、株を売りに来たんじゃない、買いに来たの!!」と叫ぶおばあちゃんの姿が放送されたのです。その姿に、株とはこういう時に購入するものだと学び、購入しました。投げ売り状態での購入でしたので、数年で売却した時には結構な利益となりました。
2回目は、2008年のリーマンショック後でした。購入後も、結構低迷していましたが、その間は購入した株のことは忘れていました。そして、今回のアベノミクスです。日経平均株価15000円でも、仕入れが安いので、十分な利益です。すべて売却して、次の購入時期を待つだけです。
購入した株価に一喜一憂して、売りもしないで儲かったと言っている人も多くみえます。株は、売ることで初めて利益確定になるのです。ちなみに5月23日から、乱高下を繰り返しています。利益確定をしたものからすると、気楽なものです。ニュースを見ていると、娘たちに『お父さん、嬉しそう!』と指摘されてしまいました。