正しい、入所施設の選び方

2013-07-05

皆さんが、身内の入所施設を選択する場合のコツをいくつか教えます

①  終の棲家を求めない・・入所する段階でベストな施設でも、年を取れば介護状態も変わります。例えば、認知症介護が主体であればグループホームがお勧めですが、そこに身体介護が加われば、特養の方がお勧めとなります。つまり、いったん入所すれば終わりでなく、さらに2-3年先を予想して、時々の状態にあった施設を選ぶべきです。

②  このように2-3年先を予想することは費用負担の面でも有効です。一般的に、有料老人ホーム、、グループホーム、サービス付き高齢者賃貸住宅は月の負担が最低でも20万円近くかかります。このような状況が長く続けば、経済力によっては破綻します。特養や老健は所得によって負担に上限がありますので、すぐに入所できなくても予約をしておくことが重要です。20万近い介護負担が続くことは耐えられなくても、2-3年なら蓄えで何とかなるという方は見えるのではないでしょうか?

③  介護施設にはいくつもの種類がありますが、最後は経営者次第です。とくに、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者賃貸住宅は基本は住宅です。入居者に対する介護者の数の規制もありません。ひどい場合は、入居してもほとんど放置され、介護状態が悪化すれば退去を求められることさえあります。一つの目安ですが、やはり費用負担が安い施設は、”安かろう、悪かろう“の傾向が強いようです。介護にかかる費用は、どこでも同じです。負担を安くするためには、介護者か施設の質を落とすしかないからです。


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④  いずれにせよ、知っておいてほしいのは、どの施設も、手のかからない要介護者を求めてるのです。“本当に困った要介護者は誰も見たがらない”のです。具体的には、認知症介護と身体介護の両方を持っている要介護者が入れる施設は本当に限られています。やはり若いうちから、認知症にならないように、運動機能を維持するように予防しておくことが何よりも大事なのです。

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