暑さと訪問診療

時々勘違いをされるのですが、私は、講演や経営だけをしているわけではありません。生活の8割は外来診療と訪問診療に充てています。昨年1年間の自宅への訪問診療が2084件/年、施設(GH5件,有料老人ホーム3件、サ高賃)への訪問診療は2688件/年でした。年間看取り数も50件。これを、橋本先生とほぼ半分ずつ分担していますから結構の数です。

この訪問診療ですが、冬は寒くて、夏は暑いのです。平成13年の開業当初は、半分以上の家でクーラーはついていませんでした。ですから、夏場はTシャツ一枚で訪問したものです。私が仕事をする岐阜県土岐市は、暑さで有名な多治見市に隣接しています。ちなみに、平成19年8月16日には多治見市で40.9度を記録しています。その日も訪問診療をしていました。もちろん40.9度を記録したことは後で知ったのですが、尋常でない暑さのため周囲の空気の存在が熱気として感じられたほどでした。

そんな記録的な暑さもあったためか、随分クーラが付く家が多くなったようです。しかし、クーラがあっても電源を入れなければ意味がありません。今日も7件の訪問のうち、3件しかクーラが入っていませんでした。外は36度を超えており、室内でも30度を超えているのにです。

訪問診療は崇高な理念に基づいて行われますが、まずは体力です。体力がなければ、倒れてしまいます。特に、断熱性の低い住宅は”冬寒くて、夏暑い“を実感します。冬は、外では息が白くならなくても、室内で息が白くなります。夏場の暑さも、室外よりも厳しい暑さです。今更ながら、断熱性のある住宅の有難味が分かります。


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医療法人ブレイングループのモットーでもある“ずっと我が家で過ごしたい”を実現するためにも、住宅にはお金をかける必要があると感じています。もちろん、高齢になれば室内の気温が28度を超えたら、クーラの電源を入れることも生命を守るためにも重要です。

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