忙しい日々のなかで、「何のために生きている?」と感じてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか? そんな時は、改めて「幸福」について考え、羅針盤を持つと良いのではないでしょうか? そんな時に、お薦めなのがスェーデンで話題の「幸福についての小さな書」です。わずか160ページと小さいのですが、内容はとても大きいです。
- ハッピーコンデリ症とは、自分は実際よりも幸福でなければならない、または幸福の尺度で一番上にいなければならないと考えるせいで、実際よりも不幸だと思い込む症状
- 私はまさにそのために、「あなたは幸福ですか?」ではなく「あなたはどのくらい幸福ですか?」と質問する。どの数字も表しているのは、不幸ではなく幸福の度合い
- 自分が尺度の一番上にいないことを嘆くよりも、自分がどれほど幸福なのか、自分が幸福の尺度のどこにいるのかを見て、それを味わったほうがいい。そして、もう少し幸福になりたいと思おう
- 幸福度は「遺伝」 あなたの幸福度の約 50%は、どんな遺伝子を持って生まれたかによる。
- 幸福なパートナーを選ぼう。とくに父親の選択は重要で、 遺伝子工学研究者によれば男性側の遺伝子の影響は大きく、おおよそ 60 対 40 で男性によって幸福度が決まる と
- 「信じるもの」を持とう 科学でも、神でも、宗教でも、魔法の薬でも、効果はおなじ 自分は精神安定剤を服用したと信じた被験者のストレスは、何も服用しなかった被験者のストレスよりも軽かった
- 私たちが最も幸福なのは、「平日は忙しくてできないこと」ができる休日ではなく、それをしようと考えている休日の前の日
- 未来とはセックスのようなものだ。 行為の最中には私たちが望むよりも早く時が過ぎてしまい、自分が夢見ていたほどには素敵なものではない。しかしそれについて考えないではいられない
- 自分が嬉しくなるようなことをもっとしろという意味ではない。むしろ 自分がしていることを楽しみ、祝うことを自分に許してあげよう
- 人がセックスによって最も歓びを味わうことができるのは1週間に1度の頻度で、幸福感にも最もポジティブな影響を及ぼすことが判明
- いい記憶を「再体験」しよう 過去を懐かしむ人は幸福度が高くなる
- ほとんどの出来事が実際に起きたときよりも、楽しみにしていたときのほうが良く見えるのと同じように、 後から再体験するときのほうがちょっと良く見えるもの
- 体を動かすだけで、私たちはちょっと幸せに
- どんなにお金があっても、世界中のどんなドラッグを使っても、 自分自身が得意と感じていることをするときの感覚には勝てない
- 自分を相手の身に置き換えて、してもらったら嬉しくなることをすればいい。だからこそ英語では、「親切」には、同類、同じようなという意味を持つ「kind」が使われている
- 私たちの多くが幸福を感じにくい最大の理由は、私たちが十分に幸福とはいえないからではなく、どれだけ幸福なのかを考えていないから
- 一日の終わりに幸福だった人と不幸せだった人を見分ける最も簡単な方法は「したいからしたこと」の数から「しなければならないと思ってしたこと」の数を引いてみること