【お薦め本の紹介】ほどよく忘れて生きていく

【お薦め本の紹介】ほどよく忘れて生きていく

89歳でクリニックの院長職を退職後、自身のクリニックを開院。京都にある91歳の心療内科医の先生のお話です。年を重ねたからこその深みのある言葉が満載です。そのため、読んでいるだけで心が穏やかになります。日々の生活で疲れ気味のかたにはとてもお薦めです。

  • 広いとは言えない診察室で手渡されるのは、 お守りのような「大丈夫ですよ」の言葉
  • 「お大事に」という病院の帰りに使われる定型文ではなくて 「ご自分を大切にしてください」
  • 普段から大切にしてほしいのは、何より自分を大切にすること。自分を後回しにしないことです。
  • 起きたできごとをあれこれ考えるより、次にどうするかを決めるほうが大事。
  • 人はもしかしたら「覚えていすぎ」なのかもしれませんね。 「忘れていい」とちょっと気持ちを変えることで、さっぱりとした気持ちのいい心で、毎日を楽しく過ごせる
  • 自分のことを嫌いな人をなんとかしようとする必要はありません。自分のことを好きでいてくれる人とどう人生を過ごすかを考えたほうが、人生は明るくなります
  • 「自分がどうすれば心地よいのか、安心できるのか」を考えて、暮らしを見直してみませんか?
  • 相手の人生の課題を勝手に取り上げないこと、相手にその問題を解決する力があると信じて、立ち向かおうとするその姿勢を尊重したいな、と思います。
  • たとえ家族であっても、近しい友人であっても、相手の行動を決める権利はその人以外にはない
  • その我慢は、本当に必要な我慢でしょうか?
  • やる気を取り戻すには、できない自分を 叱咤 激励するよりも、日常生活の改善のほうがずっと大切
  • 心をなんとかしようとするのではなく、からだを見直す
  • 人は、やる気が出たから何かをやりはじめるのではなく、やりはじめたことに対してやる気が出る性質を持っている
  • 自己治癒力を整えることを「養生」と言うのですが、からだを休めたり運動をしたりする「体養生」、リラックスしたり心が穏やかになる工夫をする「心養生」、食生活を整えることで心身の機能を回復させる「食養生」があります
  • 年を重ねたら一病息災だと思います。 一病息災とは、「ひとつくらい病気があるほうが、かえってからだのことを気遣うことができて、結果長生きもできる」という意味
  • 怒りの原因は、怒っている対象の問題ではなく、多くの場合は、栄養不足や睡眠不足、運動不足の場合も少なくない
  • 長く生きてようやくわかってきましたが、幸せというのは条件や環境によって決まるのではなく、すでにあるものを自分が見つけて実感するもの
  • 人の役に立てたと思うときに、オキシトシンが分泌されます。オキシトシン は「幸せホルモン」「愛情ホルモン」とも呼ばれ、幸せを感じたり、ストレスを減らしたりする効果がある
  • 子どものころというのは、 忖度なく自分の好きなことをやるものです。自然と熱中していたことを思い出してみると、やりたいことが見つかることもある
  • ほどよく忘れて、スッと一歩引き、心はカラッと。 よい距離感で、さっぱりとした心で生きましょう
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