故郷に親御さんを残して働いている方へのお薦めのサービスです

2015-03-16

認知症の講演でよく質問されることがあります。『故郷にいる、両親のことがとても心配です。夫婦二人、もしくは一人暮らしなので認知症になっても早期に気が付くことができません。何か良い手はありませんか?』 これは、故郷に親御さんを残して都会で働いている方々の共通の思いではないでしょうか?そんな不安に応えるべくサービスをご紹介します。

2013年6月に設立された“株式会社こころみ”さんのサービスです。この会社は、「すべての孤独と孤立なくす」ことを目的にされ、超高齢社会、都市化に伴う孤立をコミュニケーションの力によって解決します。現在、高齢者向けにコミュニケーション型見守りサービス「つながりプラス」を提供しています。「つながりプラス」は親御さんに担当コミュニケーターが毎週2回お電話し、お電話の内容をその都度ご家族にメールでレポートする会話型の見守りサービスです。会話内容をそのまま子供さんに、レポートするため親御さんの暮らしぶりなどご家族が気になる情報が伝わります。

“敢えて電話を他人に頼まなくても?”とも思われるサービスですが、皆さん用事もなくご両親に電話ができますか?時間に追われ、電話する時間もないのではありませんか?そんなことに気が付かれた子供さんが、このサービスを使われています。実際に使ってみると、親子であれば話さないような内容が、担当コミュニケーターから引き出されます。そのレポートを受け取った子供さんが関心を持って、改めてご両親に電話をする機会が増えているようです。ちなみに、こころみさんの担当コミュニケーターは専用の教育を受けており、”何かおかしい?認知症?“と思ったときは、早期の受診を勧める仕組みもあります。


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つまり、「つながりプラス」のサービスにより“親御さんと子供さんのつながり”が深くなり、認知症の早期発見にもなるという優れたサービスなのです。そのためか、テレビ・新聞・雑誌でも頻回に取り上げられています。これは認知症専門医としてもお薦めです。

 

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