22歳の若さで脳塞栓になった3女にかけてあげる言葉に悩んでいました。頑張っている彼女に、「頑張って」はしっくりきません。そんな時に「たまには小説を」と思って『おかげで、死ぬのが楽しみになった』を手に取りました。なんとその中にちゃんと答えが書いてありました。いつも読書は必要な時に必要な出会いを与えてくれるものです。
- 「もうギリギリまでがんばっている奴に、『ガンバレ』は無力だ。いや、無力どころか 刃 になっちまう。
- 俺には「ガンバルナ」が、「よく耐えてきた」にも、「自分を大切に」にも、「あなたを守る」にも、「一人じゃないぞ」にも、「いつかまたがんばれる」にも聞こえる
- 「そもそも、がんばっていない人に『ガンバルナ』とは言わない。必死で努力しているのを知ってるから、限界まで踏ん張ってきたのをわかってるから、『今は自分を守るために、がんばらない道を選んでいいんだ』ってこと
- 「ガンバルナ』とあえて背中を引き止めることで、休むことも、あきらめることも、逃げ出すことさえ受け入れる。否定形なのに、相手の存在を丸ごと肯定する言葉。苦しみの底にいる相手にふさわしいエール。がんばらないことを ガンバレ って意味まで含んでる
- 失くさないと持っていたことにも気づけない。それが人生だ
- 衰えないと価値があったことすら 見出せない。それが人生だ
- 下り坂になって山頂であったことを思い知る。それが人生
- 久しぶりなんだよ。何かを頼まれたこと。この歳になるとさ、店のスタッフは誰も、僕に頼みごとなんかしてこないんだよね。こっちはまだやれるつもりなのに。ねえ、 老人 は支えられるだけで、誰かを支えちゃいけない ?
- 応援すべき対象がいないのは、社会の中で居場所がないことを示されているよう
- 「真面目」を否定の言葉だと感じるようになったのはいつからだろ
- 選手を後押ししてるつもりだったけど、こっちが力をもらってたのかもな
- 「精神的老眼じゃない?」と和代が笑う。「心のピントが鈍ってるのよ。若い子だってよく見たら、全員違う顔してる
- 笑われても、歩いてでも、走れ』
- 速く走れるかは人によって違う。でも走るかどうかは自分
- 本当にやる気がある人は、やる気ありますって言わないのと同じだね 美容室のスタッフ採用でも、やる気をアピールする子ほど、すぐ辞める。 「自称はたいてい、詐称」
- 自分のために貫いたことは、意外と誰かのためになったり
- あなたが記念日を大事にしてくれるのは、嬉しいんだよ。でもね、お祝いをしてくれるたび、私はこう言われてる気がするの。『それ以外の毎日は、意味がない』
- 僕が「幸せにする」と言うほど、悠子には「今が不幸せだ」と聞こえていたのだろう。
- 大丈夫って応援を拒む人ほど、実は応援が必要なんだ。逆に、自分から応援を求めてくるような奴には、手助けをしちゃだめ
- 自分の足だけで歩こうとしないのが、うまく歩くコツです