【お勧め本のご紹介】読書で大局観を「本屋を守れ 読書とは国力」

【お勧め本のご紹介】読書で大局観を「本屋を守れ 読書とは国力」

最近、本を読む人が減っていることを感じます。電車の中でも、殆どの方がスマホを見ていて、読書をしている人は皆無です。しかし、仕事や人生で成功している方は間違いなく「本好き」です。私も年間100冊は本を読むのですが、「本好き」の方と話をしていると、とても楽しくなります。

そんな中、私の大好きな作家、新田次郎さんの息子さんで、「国家の品格」で有名な藤原正彦さんの、「本屋を守れ 読書とは国力」を読みました。どれも納得する内容でした。幸い、我が家の3人娘も読書の習慣は持ってくれているようです。親の義務として、読書の習慣だけは残せたようです。内容から、一部ご紹介します。

  • 世界に通用する人物という意味で「国際人」には、「四つの愛」が必須条件。家族愛、郷土愛、祖国愛、そして人類愛。
  • スマホの最大の罪は、「読書の時間を奪っていること」と「孤独になる時間」を奪っている。
  • 初等教育の目的はただ一つ、「自ら本に手を伸ばす子供を育てること」しかない。
  • 孤立した情報が組織化されて、知識になる。「情報がつながること」が知識、さらに「知識がつながること」が教養。
  • 重要な点は「教養がないと大局観が生まれない」こと。大局観のない人は判断を誤り、周囲の人を不幸にします。
  • わが国が西欧列強の植民地にならなかったのは、幕末から明治にかけて来日した外国人が、町人たちが本屋で立ち読みしているのを見て震撼したからです。
  • 人生に足りない経験を補い、新しい世界に導いてくれる本の価値を味わうことなしに人生を終えるのはもったいない。
  • 日本の最大の強みは、伝統的に庶民に至る分厚い教養層です。そして教養を培うには読書以外にない。
  • 祖父は「本を一日に一ページも読まないやつはケダモノと同じだ」と日ごろから言っていたそうです。
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長谷川嘉哉監修シリーズ