先日“おやじダイエット部の奇跡by桐山秀樹”を読みました。
内容的には、糖質制限食により体重を落とすというものです。
土岐内科クリニックでは、すでに糖尿病のコントロールが不良な方には、夕食の糖質制限を指導していましたので、あまり驚く内容ではありませんでした。
患者さんだけでなく、私も橋本医師も、夕食の炭水化物は取らないようにすでに実践しておりました。
しかし、本の中に糖質制限食は、スタンダードが2食、スーパーが3食。
1食では、プチであると指摘してました。
そこで、鳥越俊太郎さんとの講演の前に、少し体重を落とした方が良いかな?という簡単な気持で、6月1日から1日3食の糖質制限食を開始しました。
具体的には、朝食ではパンやご飯を食べません。
代わりにサラダの量を増やし、卵やハムやチーズ、さらにはプレーンのヨーグルトを取ります。
注意していただきたいのは、糖質制限食は、決して炭水化物をゼロにしろというものではありません。
食事から主食を抜いて、炭水化物の取りすぎを抑えましょうというものです。
炭水化物の1日の摂取を50-60g以内に抑えます。(食パン1枚で、40-50gの炭水化物です)
昼食は、デイサービスの食事ですが、御飯だけ抜いてもらいおかずを増やしてもらいました。
夕食は、他の家族と同じメニューを食べて、ご飯の代わりが、豆腐、もやし、納豆に変わるだけです。
肉には炭水化物が少ないため、今まで以上に肉は良く食べました。
私はアルコールは飲まないため関係ありませんが、ビール・日本酒は糖質が含まれているため不可です。
焼酎・ウイスキー、ワインの赤はOKです。
以上の食事制限は、正直全く苦になりませんでした。
しかし、何と体重はどんどん減っていくのです。
なんと6月30日の時点で、マイナス5㎏です。凄い効果です。
糖質制限食には不安を持たれる方も多いかもしれません。
しかし、昔のように朝から晩まで畑仕事をしているなら糖質は必要です。
現実には、車に乗りそれ程身体を使っていないのではないでしょうか?
つまり、現代社会では、糖質はそれほど必要としていないのです。
その生活スタイルの変化に、食事を変えていかないために糖尿病患者さんが急増しているのです。
今後は、糖質制限食が常識になる時代が来ると確信しています。
みなさんも、一度おやじ“ダイエット部の奇跡by桐山秀樹”を読まれてから、実践されることをお勧めします。