先回紹介した、将軍の日ですが、今までは当社単独でお願いをしていました。今回は、当グループ以外に3社が合同でした。たまには、“他の会社と一緒も良いものか?”と軽い気持ちでいました。
しかし、始まってしばらくして、ある会社の取締役が、「私、数字が苦手なんです」と平然と言うではないですか?思わず、頭にきて、『経営者が、数字が苦手と口にしてはいけない』と自分としては、相当気を使って優しく?発言してしまいました。内心は、『数字が苦手という言葉を褒め言葉と勘違いしている最低の経営者!!』 と言いたい気持ちでした。
気を落ちつかせて、会は進行します。今回は4社ですのでSMC税理士法人の若手の研修の場でもあります。司会進行役の、『えーと、えーと』が気になります。それでも黙って聞いています。その後は、『数字が得意になる話』が続きますが、将軍の日でこの話をする意味が分かりません。ということで、殆ど意味のない内容で、午前中は終了です。
その後、午後に入ってからも、周囲とスピード感が違います。将軍の日も、7回目を迎え、処理能力が早くなったためだと思いました。本来は、レベルの低い経営者とも楽しく過ごす“人間性”を身に着ける必要も感じましたが、まだそこまでの領域にはなれないようです。人生で成功するためには、“ツキのない人間とは付き合わないこと”という言葉が改めて身にしみました。曽根先生には色紙にも書いていただきましたが、『まだまだ上を目指したい』と思います。
今回の件では、SMCの組織のジレンマも感じました。当初は、高いクオリティで高いレベルの経営者にのみサービス提供をしていました。しかし、これだけではサービスは拡大できません。そこでクオリティを下げ、対象とする経営者の質も下げることで、サービスが拡大されます。これは、当グループの医療や介護事業サービスでも同様のジレンマが生じます。しかし、これでは向上心をもった企業はたまったものではありません。別の方法での対応を頂く必要があります。来年からは、少し余分にお金を払ってでも単独でお願いしようと思いました。