親ゆび刺激法が、ぴんぴんころりを実現します。

2016-02-26

私は、在宅医療も行っています。
2000年4月の開業以来
3万件以上の訪問診療
400例以上の在宅看取りをしています。
認知症専門医がなぜ在宅医療を?
と不思議がられることもあります。

認知症医療と在宅医療は
密接なつながりがあります。
“すっと我が家で過ごしたい”
これは多くの方の希望です。
実現するためのコツは
“健康でいる期間を長くする”ことです。
健康でいる時間が長ければ長いほど
寝たきり期間が短くなり
自宅で人生を終える可能性が高くなります。
そのためにも親ゆび刺激法は効果的です。
親ゆび刺激法で
運動機能
認知機能を
維持することで
健康でいる期間を長くすることができるのです。

ところで
認知症には段階があります。
前頭葉機能が低下している早期認知症レベル。
物忘れが主たる症状である、中核症状レベル
妄想・幻覚・徘徊等の症状が出現した、周辺症状レベル
これらの段階を
多くの方は認知症と認識しています。
さらに認知症が進行するとどうなるでしょうか?
日常生活動作が低下し
生活の主体は、ベッド上となります。
この段階では
認知症の症状は目立たなくなり
介護者が苦労した認知症もあまり気にならなくなります。
もちろん、
大学病院や基幹病院への通院も困難となり
そこで働く医師も、この段階の認知症を診ることはなくなるのです。


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われわれ開業医は、通院できなくなっても
訪問診療で対応します。
もちろんそこには
訪問看護
訪問リハビリ
も関わることで、
最後の最後まで、自宅で生活し
看取らせていただきます。
多くの患者さんが望む
“すっと我が家で過ごしたい”
これも認知症専門医の
仕事の一つなのです

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