家族がおかしいと思えば、おかしい

マスコミでは、〇〇の患者数○○万人と簡単に言っていますが、実際にどうやって数えるのでしょうか?数年前まで認知症患者さんは300万人と言われていました。この数字は、介護保険の主治医の意見書のデータから集計されたものです。し …

クリニックの周囲は危険!? です。

前回紹介したMCI(軽度認知障害)は機能面でみると、前頭葉機能が障害されています。前頭葉機能障害と言っても分かりにくのではないでしょうか?簡単に言うと前頭葉機能障害とは、論理的思考と理性のコントロールの障害です。正直、前 …

怒鳴っているモンスタークレイマーはMCI?

皆さん、MCIという病名をご存知ですか?MCIとは、健常者と認知症の人の中間の段階(グレーゾーン)でMild Cognitive Impairment:軽度認知障害の略です。MCIの定義は、①記憶障害の訴えが本人または家 …

認知症患者さんは大げさ?

認知症の患者さんに対する処方薬は、多くなる傾向があります。理由は、認知機能が低下してくると“大げさに”になるからです。例えば皆さんが、お腹が痛くなったとします。その時に、過去の記憶を思い出しながら、“これは便が出る前の痛 …

高齢者は5-10歳若返っている!

先回まで75歳以上で介護を必要とする人が29%、高齢者の運転の問題を指摘しました。一方でこんな記事もありました。『日本老年学会は6月12日、65歳以上の高齢者の身体、知的機能や健康状態についての分析結果を発表した。最新の …

重大事故! 高速道路の逆走

こんな記事がありました。“平成27年6月11日、75歳以上のドライバーを対象に、記憶力や判断力を測る「認知機能検査」の強化を柱とした改正道路交通法が11日、衆院本会議で可決、成立した。免許更新時などの同検査で認知症の恐れ …

認知症は鼻でも診察できる

アルツハイマー型認知症では、物忘れのような“記憶障害”よりも先に”嗅覚障害”が先に現れることがあります。患者さんを診ていると、臭覚が鈍くなっている印象があります。においがわからなくなってしまうことで、食べ物の好みが、まっ …

認知症になっても何とかなる社会を

 認知症の進行予防には、他人とのコミュニケーションがとても大事です。我々が気にすることに、『1日に何人の方と朝の挨拶をしますか?』というものがあります。一人暮らしでは、殆ど誰とも挨拶をしないということさえあるのです。そん …

聴く力・・子供の知らない親の姿を知る機会

先回ご紹介した“株式会社こころみ”さんの「つながりプラス」のサービスはとても優れたものです。しかし、一つ難点があります。多くの子供さんは、このサービスを使いたいのですが、親御さんが拒否されることが多いのです。そんな時には …

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長谷川嘉哉監修シリーズ