2026-02-27 【お薦め本の紹介】『うちの父が運転をやめません』 うちの父が運転をやめません(著:垣谷美雨)は、一見すると「高齢者の免許返納問題」を扱った物語です。しかし読み進めるうちに気づきます。これは単なる交通安全の話ではなく、お金、家族、仕事、誇り、そして“将来”とは何かを問う物 …
2026-02-23 「影の仕事」に潰されるな――ケアマネは、人生の最終章を支える誇り高き仕事 介護サービスの利用計画を作成する専門職、ケアマネジャー(介護支援専門員)。高齢社会の日本において欠かせない存在でありながら、いま「なり手不足」が深刻化しています。背景のひとつが、本来の業務範囲を超えた「シャドーワーク(影 …
2026-02-02 入所を決断した家族が、後悔しなかった理由 多くの人が、「親を施設に入れるなんてかわいそう」「最後まで家で看るべきではないか」と悩みます。施設に預けることは「見捨てた」ことになる──そう思い込んでいる方も少なくありません。 でも、現場で数多くの家族を見てきた私の実 …
2025-12-08 ヒーローが倒れた病──前頭側頭型認知症の脅威 「ダイ・ハード」シリーズで世界中を魅了した俳優ブルース・ウィリスさん。彼が2022年に俳優業を引退した理由は「失語症」であり、その後「前頭側頭型認知症(Frontotemporal Dementia:FTD)」と診断され …
2025-10-20 「金が尽きたら、退所」──在宅介護の限界が始まった 最近、私たちのグループホームでも「経済的理由による退所」という現実が、とうとう目の前に現れました。今回退所する利用者さんは、認知症の診断はありますが、介護度は1。日々穏やかに過ごしており、特に目立った身体的な介護が必要な …
2025-10-08 「レカネマブ×障害者手帳」の矛盾 —— 医療費助成を目的とした手帳取得の是非を考える 近年、アルツハイマー型認知症に対する画期的な新薬として注目されている「レカネマブ(商品名:レケンビ)」が国内でも承認され、2023年より保険適用となりました。早期のアルツハイマー型認知症において、アミロイドβを標的とし、 …
2025-09-22 外国人の方も辞めてしまう介護の現場――低いお給料が大きな課題 今、日本の介護の現場では人手が足りていません。そのため、多くの外国人の方が介護の仕事に入ってきてくれています。でも、長く続けてくれる人はあまり多くありません。 1.介護の仕事に外国人の方も増えているけど… 全国の介護施設 …
2025-08-20 【限界在宅医療】家で死ぬしかない高齢者たち 在宅医療や終末期医療は、近年ますます注目されるテーマです。特に「住み慣れた自宅で最期を迎えたい」という希望を持つ高齢者は少なくありません。しかし現実には、経済的な理由や介護体制の不十分さから、理想とはほど遠い「家で死ぬし …
2025-08-11 検診でおなじみ・アルブミン値は、高齢者の健康にとっても大事な指標である理由 高齢者を中心とした当院では、「最近お婆ちゃんの食事量が減っているのですが大丈夫でしょうか?」という質問を良く受けます。そうすると我々医師は、血液検査をして血中のアルブミンを測定します。その結果、「食事量は減っていても栄養 …
2025-08-04 正しい介護認定が介護の基本・区分変更申請が大事な理由を専門医が解説 介護保険サービスを利用するためには、最初に介護度の認定が必要です。認定後は、その段階に応じた介護サービスの利用が可能となります。通常は、半年から3年毎に再調査が行われ、そのときの介護度が認定されていきます。しかし、認定期 …