認知症 映画やドラマで過剰に不安にならないで

先日、「大いなる不在」という映画を見てきました。主人公が認知症に罹患しており、周囲や家族が困っている姿が描かれていました。認知症専門医としては、驚くべき症状でもなく、適切な医療と介護で十分対応できるレベルでした。しかし映 …

行政(お役所)に相談する人は、なぜ介護で苦労するのか?

認知症専門外来をやっていると、介護で苦労するご家族にいくつかの特徴があることが分かります。その特徴の一つが、「行政(お役所)に相談する」です。私の経験から言って、行政(お役所)に相談するメリットはあまりなく、相談しないこ …

急激に進行する認知症患者さんの入所をためらわないで

先日、急激に進行する認知症患者さんで、家族が入所をためらっているうちに、どこの施設からも入所を断られるケースがありました。主治医として、ご家族には診察のたびに入所を進めていたのですが、説得しきれませんでした。「できるだけ …

脳血管障害の患者さんは専門医でのフォローが大切な5つの理由

脳出血や脳梗塞といった脳血管障害を発症すると急性期病院に入院をします。そのまま退院する人もいますし、さらに慢性期リハビリ病院に転院する方もいますが、最終的には自宅に退院されます。その際に、深く考えずに専門医でない医療機関 …

業界の危機!値上げしない介護事業所はつぶれる5つの理由

介護業界が危機に陥っています。世間はインフレ基調ですべての値段が上がっています。それに伴い人件費も上げる必要があります。しかし、令和6年6月に改訂が予想されている介護報酬は見せかけは増収させているように見せて、実態は減収 …

長谷川嘉哉監修シリーズ