認知症ケア専門士とは・専門医が資格取得を勧める7つの知識

認知症ケア専門士という資格をご存知でしょうか? 私自身、第1回目の試験を受験して資格を取得したものです。当時、スタッフと軽い気持ちで受験申し込みをしました。しかし、試験勉強をしていく過程で、あることに気が付きました。認知 …

高齢者の身分証明書問題を解決するとっておきの2つの方法

高齢者になって、前頭葉機能が低下したり、認知機能障害が出現すると不思議と通帳を紛失しがちです。必死に探すのですが、これが見つからないものです。本人が大事な通帳を必死にしまい込むため、結果的に自分でも見つけることができなく …

認知症介護の話 イチョウ葉エキスガムちょっと危険?

きっと会社としては、力を入れた新商品なんでしょう。でも専門医としてはちょっと危険です。このガムの宣伝をみてすでに認知症を発症した患者さんも噛むようになります。その際に、怖いのが窒息です。認知症患者さんは入れ歯でさえ誤嚥す …

認知症介護の話 悪口を言うがごとく伝える

患者さんの家族から、『おばあちゃんは都合の悪いことは聞こえなくて都合の良いことしか聞こえない」と言われることがあります。 これは医学的に説明できます。老人性難聴では、高いほうの音から聞き取りにくくなります。特に「サ行」や …

認知症介護の話 台風が人の声

毎日の診療では認知症患者さんから教科書には書いていない症状を教えてもらえます。 先日の台風の日も雨風が窓ガラスを打ち付けていました。その音を聞いた患者さん『誰かが、窓を叩いて呼んでいる』と言って、台風の中窓を開けようとし …

認知症介護の話 一番忙しかった時代は一番輝いていた時代

施設から 突然、出ていこうとされる 認知症の女性。 『○○さん、どこに行かれんですか?』と聞くと 『子供に、お弁当を作らないかん』 そんな方が、多くいらっしゃいます。 それほど、 女性にとって お弁当を作ることは 大変で …

認知症介護の話 帰宅願望は思い出に帰る

認知症患者さんは不思議と夕方になると『家に帰る』と言われます。いわゆる帰宅願望です。 女性の場合は、帰宅=実家に帰るです。ところが、男性の中には、生まれてから一度も引っ越したことがない方でも『家に帰る』と言われます。家族 …

長谷川嘉哉監修シリーズ