認知症予防と運動②

加齢などで一度減った神経細胞は元に戻らないというのが従来の脳研究の常識でした。

その点から先回紹介した運動で海馬の神経細胞が増殖をしている研究結果は画期的なものでした。

しかし海外では、運動で脳の働きが良くなることは、これまでの研究からも知られていました。

記憶力に不安を感じる中高年300人を対象にした研究では、ウォーキングなどの運動プログラムを半年間受けた人たちは、認知機能が改善していました。

運動で認知機能が上がる事を確かめた研究もあります。


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認知機能に障害がある精神疾患の患者さんに週3回の運動プログラムをやってもらうと、神経心理テストの注意機能や空間認知能力が向上していました。

このことは、機能的MRI(fMRI)でも証明されています。

運動により、現実的に脳機能が改善することが、細胞レベルでも証明もされたと考えられます。

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