父の入院とパジェット病

ブレイングループの株式会社ザイタックの社長であるわが父が、現在名古屋市立大学皮膚科に入院しています。

病名は、パジェット病です。

パジェット病は、皮膚内部あるいは皮下にある腺に発生する、まれなタイプの皮膚癌です。

パジェット病は主に乳首に発生しますが、汗腺由来の癌として性器周辺や肛門の周囲に発生することもあります。

父親は、陰嚢から性器、大腿内側を中心に半年前から、発赤が出現していたようです。

あまりに治らないため、近くの皮膚科医で生検をして診断されました。

私も診察しましたが見た目は炎症を起こして赤い発疹ができた、つまり皮膚炎にかかったようにみえました。

このようにパジェット病の外観はよくある皮膚炎と似ているので、確定診断には生検が必要です。


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治りが悪い、皮膚症状がある場合はやはり専門医の受診が必要と思われます。

幸い、私の先輩にあたる皮膚科教授森田明理先生のお世話により、平成24年5月21日に入院、23日に手術が無事終了しました。

術後5日間のベッド上完全安静のため、廃用性に筋力が低下しましたが、さすがに77歳でゴルフを年間70ラウンドをこなす体力の持ち主です。

最近では、歩行も安定して、皮膚の状態を見ながら退院を待っている日々です。

やはり親の健康は、ありがたい事であると改めて感謝です。

また、大学には何も恩返しが出来ていませんが、温かい対応いただいている名市大皮膚科学教室の皆さん、病棟の看護婦さんに感謝いたします。

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