信じられない、簡単に分かる決算書の読み方??・・学問に王道なし

2013-04-01

経営者の集まりで、『決算書が読める人は手を挙げて下さい』と質問すると僅かな人しか手をあげません。遠慮して手をあげない人もいると思いますが、会話をしている限り理解できていない経営者が多いのは事実です。そのためか、『簡単に分かる決算書の読み方』などという本やセミナーは結構人気です。

私は、開業と同時に父親から毎日、現金出納帳と預金出納帳を弥生会計に入力することを薦められました。単純作業を繰り返すことに抵抗もありましたが、取りあえず続けてみました。最近の、会計ソフトはとても優秀です。日々の入力は損益計算書的な作業ですが、ボタンひとつで瞬時に貸借対照表に変換することができます。そのため、資産計上すべき項目を、一括で経費化してしまうと貸借対照表から矛盾を知ることができます。それらに慣れてくると、利益がでていてもキャッシュが足りないことの意味も理解できます。

また、リース会社の営業トークに、『減価償却の手間が省けます』というものがありますが、自分で会計ソフトに入力をしていると、全く手間などかからないことが分かります。そのため、『現金があればリースは必要ない』という鉄則も理解できました。


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つまり、日々の単純作業を繰り返すことで、決算書の中の損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書までを理解することができたのです。また、これらの作業は慣れてくるとそれほど時間もかからない事が分かります。当グループは会計事務所に月次決算報告書を、月末の締めが終わって10日間で出しもらうようにしています。会計事務所にとっては、結構大変なタイムスケジュールであるようですが、自分自身の経験から『問題なくできる』と主張して、現在まで続いています。

昔から、『学問に王道なし』といわれています。手っ取り早く、本を読んだりセミナーに参加してもうわべの知識です。やはり、自身の手を使いながら頭を使うことで確固たる知識・知恵になるのだと感じています。

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