【お薦め本の紹介】病気の三女を想って手に取った「アンメット」

【お薦め本の紹介】病気の三女を想って手に取った「アンメット」

「記憶障害を抱える脳外科医が、医者としての自身を取り戻す」 1年前にそんな表題にひかれて手に取った「アンメット」。障害がある医者がどんな働き方ができるのか?令和5年4月、医学部生でありながら脳幹梗塞で左片麻痺になり、急性期病院に入院中の三女を思って読み始めました。

主人公は、運動障害は認めないのですが、本の中には多彩な障害を持つ患者さんが登場します。何しろ日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。その患者さんの多くがなんらかの後遺症と闘っているのです。

脳神経内科専門医である自分が見ても、とても医療監修がしっかりされたうえでのストーリ展開ですので、とても面白いです。最近では、杉咲花さんが主人公を演じてドラマでも放映中ですが、これも専門医がみても無理がありません。

幸い、奇跡的に三女は麻痺も全く残すことなく復学できました。回復具合は、専門医としても「奇跡」としか説明できないレベルです。障害はなくても、22歳で経験した入院・リハビリの経験から脳血管疾患に関わる仕事が、彼女の「天命」かと感じています。なお三女の経過については以下の記事も参考になさってください。


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