口は健康の入り口・・在宅医療

2016-08-19

在宅医療では
訪問医療を行う医師だけでなく
ケアマネ、訪問看護師、訪問リハビリ、など
多くの職種との連携が重要です。
その中で、忘れがちなのが、歯科医&歯科衛生士さんとの連携です。
彼らには口腔ケアを中心にお願いすることになります。

ベッド上の生活が主となる在宅療養患者さんの場合
口腔内の環境保持はとても大事です。
患者さんや家族での歯磨きでは、どうしても磨き残しがでます。
それが原因となり歯肉炎となります。
口腔ケアが行われると
我々が診ても歯肉の発赤・腫脹が
改善することが分かります。

さらに口腔内の環境が改善されると
唾液や食べ物を気管支に入れることで発症する
誤嚥性肺炎を予防することができます。
時々、胃瘻や経鼻胃経管栄養により
経口摂取をしていない患者さんには
口腔ケアが不要との声が聞かれます。
しかし、これは間違った認識です。
人間は、通常1日1.5リットルの唾液が分泌されます。
経口摂取をしていなくても
歯がなくても
口腔ケアは必要なのです。

口腔ケアでは、口腔内だけでなく
簡単な嚥下リハビリも行われます。
むせがひどくて経口摂取が不可能?
と思われた患者さんが
改善するケースも見られます。


長谷川嘉哉監修の「ブレイングボード®︎」 これ1台で4種類の効果的な運動 詳しくはこちら



当ブログの更新情報を毎週配信 長谷川嘉哉のメールマガジン登録者募集中 詳しくはこちら


ちなみに口腔ケアをお願いして
分かったことがあります。
在宅患者さんの部屋は
独特の臭いがあります。
これは、やむを得ないものだと感じていました。
しかし、この臭いが消えるんです。
これらに臭いのもとは口腔内の臭いであったのです。

歯肉炎・誤嚥性肺炎も予防して
嚥下リハビリによって、経口摂取を維持し
部屋の匂いまで取ってしまう
歯科医&歯科衛生士さんの働きには
感動です。
まさに、『口は健康の入り口』なのです。
これからも積極的な連携を図っていこうと思います。

長谷川嘉哉監修シリーズ