先日、感情だけを声高にしゃべる経営者と食事をする機会がありました。適宜、数字の裏付けを質問するのですが、全く答えられない。そのため話している内容がすべて嘘くさく感じられ、食事もまずくなるほどでした。そんな中で出会ったのが今回の本。なるほど、やはり「数値化することは大事」と感じると同時に、認知症の予防につながると感じました。
- 数字は、客観的な視点を与えてくれる「モノサシ」
- 「仕事ができる人」 「急成長する人」には、 ある共通点があります。 それは、物事を「数字で考えられる」 ということ
- いかなるときも、「感情」を脇に置き、 「数字」で考えられること。 それがまさに、 「客観的に自分を見る」 ということ
- デザインとアートの比較が有名ですが、デザインのように「理論で導き出せるもの(数値化できる)」とアートのように「感覚的に 惹きつけられるもの(数値化できない)」があります。
- 「数字がすべてではない」という言葉を、「数字は無視していい」 と、都合よく解釈してしまっている
- 数字は、「不足を見るためのもの」です。 不足を埋め、次の行動を考えるための材料です。
- 感情に訴えかける言葉でしか話せないと、必ず失敗を繰り返すようになります
- 「数値化」はめんどくさい。だから、世の中は、「言葉」が溢れ返り、「数字」が足りていない状況になっている
- 「すごく頑張る」という言葉だけでは、お互いの認識にズレが生じます。
- 「言葉による言い逃れ」がクセになってしまったプレーヤーは、そこで成長が止まる
- 今の一流のアスリートを思い浮かべてください。 彼らは、自分から「こう見られたい」という自分らしさを出しているわけではなく、 数字を追った結果、振り返ると個性が 滲み出ている
- 数字を追いかけ、ふと振り返ったときに初めて「あなたの強みは ですね」と、自分らしい個性が出るのです。 その順番を間違えないで
- なんとなく仕事をやっている限り、「評論家にならざるを得ない」のです。
- 組織マネジメントをするということは、この「2:6:2」の状態を「 10:0:0」に近づけていくことです。
- 「変数が何か」 「どこに変数が隠れているのか」 ということを、試行錯誤して見つけ出さないといけません。
- なんとなくうまくいってきた人ほど、「 力」という言葉を使って逃げます。 まさに、数値化と反対の概念
- 「環境のせい」にする経営者は 経営者失格
- 1人のプレーヤーが勝ち続けないのが、健全な組織の特徴です。