アルコール多飲と脳萎縮

平成23年8月4日(木)に、当グループの顧問会計士である曽根康正先生の強運庵に招待されました。

趣味である釣りで釣った魚を美味しく食べるために、自宅の隣に囲炉裏のある建物を建てられたのです。

趣味の世界でも、仕事と同じように真剣に取り組まれる姿には、敬意を表したいと思います。

外来が終わり19時ごろに到着すると、曽根先生の隣が空き、若手は料理の準備、飲み物の準備に取り組んでいました。

酔っぱらった曽根先生の餌食になる事に時間はかかりませんでした。

同じ話が、何度も繰り返されますが、その場を逃げることもできません。

しかし、現在自分に苦言を呈してくださるのは、曽根先生しかいません。感謝して承りました。

その日はマイアミから小原さんも帰っており、多治見の花火が始まると同時に、強運庵の外に出ました。

しかし待てど曽根先生の姿が見えません。なんと転倒して足から流血して強運庵に戻って見えました。

その後は、眠りにつかれ、我々が顔に墨を塗っても気が付かれないほどです。

さらに翌日確認すると、まったく記憶がないようです。そこで苦言です。


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(直接は言えないので、曽根先生ブログを見てください)

認知症の専門医からすると、アルコール多飲歴のある患者さんの頭部CTは見ればわかります。

最近の調査によれば、飲酒量と脳萎縮の程度には正の相関が見られることが報告されています。

すなわち、飲酒量が増えるほど脳が萎縮するということです。

また、施設に入所している認知症の高齢者の29%は大量飲酒が原因の認知症と考えられたという調査結果があります。

また、別の調査では、過去に5年間以上のアルコール乱用または大量飲酒の経験のある高齢男性では、そのような経験のない男性と比べて認知症の危険性が4.6倍、うつ病の危険性が3.7倍と報告されています。

このように大量の飲酒が認知症の危険性を高めることが示されています。

私の周りには、私の一言で体重を減らしたかた(曽根先生、小原さん)や禁煙された方(肥田君等)が見えます。

今度は、アルコール量を多飲から適正量にされることを希望します。

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