平成26年1月16日、ブレイングループのスタッフおよび地域のケアマネージャさんを対象に、元NHKアナウンサーの矢野香さんの『信頼を勝ちとる話し方』の講演をいただきました。実は、私は約1年ほど前より矢野さんからスピーチコンサルを受けています。当日は、お師匠さんの“芸”を聞くような緊張した気持ちでした。
講演は、最初の“つかみ”からスタート。その後、なぜ矢野さんがこの講演をする事ができるのかを説明されます。途中も、講演の趣旨を何度か説明されていました。どれもスピーチコンサルで指導をうけている事なのですが、これらが完璧に行われていました。
もちろん講演内容も素晴らしいものでした。いくつかご紹介します
・ コミュニケーションにおいては、バーバルは差がつきにくいが、ノンバーバルは差が付きやすいため、
もっと活用しましょう
・ 相手に何かを伝える場合、言語と非言語を統一させる。これが信頼に繋がる
・ 声をかけられたら、一瞬で良いので相手をみる。アイコンタクトは量でなく質
・ 相手に合わせられるもので、大事なものは息を合わせる。ちなみに、辛い時は、吐く、笑う時は吸う
・ 見た目のポイントは三つ 一位 眉と額、二位 目、三位 口と歯と頬
・ 信頼感を得る小さな笑いは、歯の見えない笑顔、ラフ(笑過ぎ 歯が見える) でなく、スマイル
・ 眉毛を使ったアイブローフラッシュで信頼を得よう。マスクの時ほど、アイブローフラッシュ
・ 質の良いコミュニケーションには時間は関係ない
以上の素晴らしい内容を、一瞬も参加者の気持ちをそらすことなく、そして時間通り終わるのです。途中、講演のPOS(point of suggestion)を何度も確認されるため、終了後の講演内容の理解が統一されていました。自分などは、喋りすぎてしまうため、聴衆によって講演内容の理解がバラバラになってしまうのです。改めて猛省です。
参加者のアンケートからも満足度は相当高かったようです。『今までのどんな講習よりも勉強になった』と大絶賛でした。但し、これだけの素晴らしい講演を”できるだけ安く“来て欲しいとは思わないで下さい。やはりプロの技術には、それ相応の費用が発生することを理解して、多くの医療介護事業者の方に聞いてもらいたいものです。もちろん、投資と考えればとても安いものだと思います。