頭の中の経営計画は意味がありません・・将軍の日

2013-08-30

半沢直樹のドラマおよび原作で、個人的にとても気に入らない場面があります。半沢の同期の鈴木が出向している会社の社長です。社長は、経営計画作成を薦める鈴木や銀行の意見に耳を貸そうとしません。社長の言葉としては、『経営計画は私の頭の中にある。あえて立てる必要はない。いつでも出せる、モーツアルトと一緒だよ』とのたまっているのです。

人間の脳における情報は、存在するだけでは機能しません。まずはアウトプットすることが大事になります。人間は良い話を聞いてきても、そのままにしておけば、1-2週間で記憶としては消失します。しかし、その話を家族や友達に話す、つまりアウトプットすれば、長期記憶として脳にとどまります。さらに、感情が加われば、感情記憶としてより強固に頭に残ることになります。

同じように、経営における経営計画もまずは文章でアウトプットします。アウトプットする際に推敲することで、インプット作業も行います。つまり情報を出すということは、アウトプットとインプットを繰り返すことになるのです。そのうえで文章を数字に置き換えるとより強固なもとして脳に意識されます。そうなると、常に関連する情報収集のアンテナが立つことになります。結果として日々の思考・行動が計画実現のために変わっていくのです。

私がコンサルさせて頂いている経営者で、“経営計画を立てたことで名刺交換の際の意識まで変わった”と言われました。結果として、目標が達成されることになるのです。


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今回、平成25年8月21日(水)に医療法人ブレインとソフトブレイン株式会社の経営計画書を作ってきました。医療法人ブレインは、詳細な売上計画、役員報酬の修正、数年後のCT買い換えの資金計画を含めて5年先まで決算書を作成しました。ソフトブレイン株式会社は、詳細な返済計画により、50歳までに完済のめどが立ちました。いずれも頭の中でおぼろげであったイメージが5年先の決算書という形になったことで、取り組むべき課題がはっきり見えて精神的にも落ち着くことになりました。

当日は、それぞれ1時間で終了しましたが、SMC税理士法人の方々には、それ以上の時間をかけて準備をしていただいていました。毎年ながら素晴らしい商品・サービスに感謝です。

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